鑑賞

【津軽旅行記】太宰めぐり

今回の津軽は母と巡ったのでありますが、太宰ゆかりの地巡りでもありました。 中学生の頃であったでしょうか、家の本棚にひっそり埋もれていた『人間失格』に気づいたのは。イヤイヤ期のダメ中学生には魅惑されざるを得ないその書名に惹かれて開いてみたもの…

続続続続・芥川賞ひとこと感想日記(1979-1970)

芥川賞受賞作を遡って読んでいるひとこと感想の続きです。70年代の分です。 1980年代:続続続・芥川賞ひとこと感想日記(1989-1980) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 1990年代:続続・芥川賞ひとこと感想日記(1999-1990) - 京都ぬるぬるブログ2…

続続続・芥川賞ひとこと感想日記(1989-1980)

芥川賞受賞作を遡って読んでいるひとこと感想の続きです。80年代の分です。 1990年代:続続・芥川賞ひとこと感想日記(1999-1990) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 2000年代:続・芥川賞ひとこと感想日記(2009-2000) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (…

続続・芥川賞ひとこと感想日記(1999-1990)

芥川賞受賞作を遡って読んでいる感想の続き。90年代の分です。 2000年代:続・芥川賞ひとこと感想日記(2009-2000) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 2010年代以降:芥川賞ひとこと感想日記(2022-2010) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp…

京都市電のレコード

レコードが若人たちの間で流行っているようですが、何年か前、我が家にもレコードプレイヤーが導入されました。 レコード道楽はハマると歯止めが利かなくなるのでセーブしつつ愉しんでおります。アナログであるからか、CDに較べ耳が疲れにくいような気がしま…

がんばって「自己啓発本」を読んでみるの巻(4)『完訳 7つの習慣』/ここまでのまとめ

べつに誰に頼まれたわけでもない自己啓発本を読むシリーズですが、これでラストにしたいです。『7つの習慣』、自己啓発業界に明るくない自分でもタイトルを聴いたことがあるくらいなので、自己啓発の親玉みたいなものなのかな? これは読んでおこうかな、と…

がんばって「自己啓発本」を読んでみるの巻(3)『究極のマインドフルネス』

べつに誰に頼まれたわけでもない「自己啓発本」を読むシリーズです。のろまな自分は一冊読むのにハチャメチャ時間がかかるうえに(※速読のすすめとかは不要です)、読んでから感想をブログにupするのにも年単位の時間が過ぎたりします。よって今回の本はだい…

クロマニヨンズのライブ行く

通りが薄闇に沈んでゆく。路地裏の、あるいは住宅街の外れの、あるいは飲み屋街の中の、煤けた建物の前でひとびとは番号を呼ばれるのを待っている。少し風が涼しくなった。歩道から出ないでくださーい、番号を呼ばれた人は前に来てくださーい、腕章を巻いた…

サンエックス展に行ってきたよ/もふたんず推しを語る

先日、梅田阪急百貨店にて展示「サンエックス90周年 うちのコたちの大展覧会」が開かれておりまして、行くことができました。とてもよかったです。 たれぱんだ先輩のおなかの上で皆が安らいでいる……このキービジュアルだけで泣けます!! もうひとつの、サン…

10歳シリーズを再読する会(続)

小学生の頃に読んでいた児童文学のシリーズ、「10歳」シリーズについて先日書きました。 『さやか10歳』『あゆみ10歳』『レミ10歳』……子供の頃愛読したそれらを読み返すと、ああここが衝撃的やった、とか、これに憧れたものよなあ、とかいろいろ思い出されて…

10歳シリーズを再読する会

三段重ねのアイスクリーム。別荘地の白いペンション。大きな窓のあるログハウス調喫茶店のクリームソーダ(チェリーがのっている)。ファンシー文具。フリルの布で飾ったラタンの棚。パステルカラー。ネオンライト。 しばしば「いつまで80年代を生きてるんや…

続・芥川賞ひとこと感想日記(2009-2000)

前回の続きです。前回は2010年代と20年代でした。今日は2000年代です。2000年代前半になると「ひと昔前」感を覚えますね。当時新人だった人が今はベテラン作家やったり、作中に描かれる時事や小道具が懐かしいものであったり。今回も、再読のもの・初読でお…

芥川賞ひとこと感想日記(2022-2010)

一昨年、「そういや読み逃してる芥川賞受賞作っていっぱいあるな~」と思い、芥川賞受賞作を時代を遡って読んでみることとしました。一時、なぜかフィクションを読むハードルがやたらに高い時期があり、文学好きですとか言いながらぜんぜん読めてなかったん…

大阪おさんぽ:心斎橋・伊藤ゲン展→大阪七坂→一心寺

心斎橋OPAで、「伊藤ゲン展」を観ました。 フライヤーを見てなんか気になって行ってみたのですが、良かったです。 (※写真撮影可の展示でした) 展示されていたのは、静物や部屋の一部が写実的に描かれたシリーズ。静物はごく日常的で庶民的な食べ物たち、部…

落ち葉

師走に磔磔でフラカンを観るのが恒例となってずいぶん経ちますが、今年の磔磔は「いろはにほの字」からの「落ち葉」が名演でした。「いろはにほの字」は好きな曲だがあんまりライブで聴いたことなくて、今回大変気持ち良かった。温かなアンサンブルが木造の…

最近観た美術展:楳図かずお@ハルカス、ボテロ@京都

芸術の秋どす! 最近観た展示の記録でございます。 (1)楳図かずお大美術展@あべのハルカス美術館 楳図展、東京でやっているのを知って、ええなあ~~行きたいな~と思っていたのでしたが、関西にも巡回してくれました! これは嬉しい!! ということで行…

塔本シスコ展 シスコ・パラダイスを観に行ったよ!の巻

ちょっと前の話になりますが、9月頭に「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス」を滋賀県立美術館で観ることができました! 途中までやってたの知らんくて、これは絶対観たい!と思いつつ夏中バタバタしてなかなか行けずであったので、無事会期中に行くことができ…

がんばって「自己啓発本」を読んでみるの巻(2)『人生がときめく片づけの魔法 2』

前回からだいぶ時間が経ちましたが、「自己啓発本」を読んでみるシリーズの続きです。企画といってもひとりで勝手に読んでるだけですが。「とにかく自己啓発本と呼ばれるやつがなんか苦手だ、でも何が苦手なのか、それらは何が書かれているのか」という問い…

最近愉しかったこと記録(1)良かったライブ

愉しかったこと、良かったことは記録しておきたい、ということで最近の行って良かったライブの記録です。 ・ピーズ×木村充揮@磔磔 5月の終わりに観たやつです。木村充揮×ピーズなんて最高な企画考えた人にはノーベル賞あげてほしいすね。 磔磔前に人々がほ…

小川雅章さん個展「Osaka Lonesome Road」を観たよ/南海電鉄汐見橋線に乗ったよ

ちょっと前のことになりますが、4月に、なんばのギャラリー・オソブランコさんにて催されていた、画家・小川雅章さんの個展「Osaka Lonesome Road」に行きました。 つい最近、ネットを通じて作品を知り「わああ~!」となっていたところへ個展が催されること…

金カム最終回(読んだ日の感想)

『ゴールデンカムイ』、完結しましたね。読み終えて、作者でもないくせに「疲れた……!」と言うてしまいました。週刊連載漫画を読むという体験を、大人になるまでしたことがなかったのですが(『月曜日の友達』で隔週連載読者デビュー、『チェンソーマン』で…

尾形回感想

漫画『ゴールデンカムイ』(野田サトル作、ヤングジャンプ連載)を読んでるよという話は以前に書いたんでしたが、あねから「310話の感想を書いてほしい、心を救ってくれ」というリクエストをいただきました。到底わたくしめの駄文であねの心が救える気はしな…

磔磔で The の取れたピーズを観たよの巻

すごく久しぶりに磔磔でピーズを観ました。ちょっと(だいぶ?)前の話になりますが、幸せだった時間はできるだけ記録するぞ、ってことで記録しておくのです。 この日はわけあって大量にカヌレを買って京都に行き(その理由は私事と関わるので――まあこのブロ…

がんばって「自己啓発本」を読んでみるの巻(1)『金持ち父さん、貧乏父さん』『チーズはどこへ消えた?』『嫌われる勇気』

去年、ツイッターで「おすすめ本100選」みたいなツイートがバズって炎上した、という事件(というほどでもないか…)があったのをご存知です? 読書の秋ということで、「本を読もう! 人生を豊かにしよう!」的な感じでおすすめ本100冊のリストを紹介したツイ…

ゴールデンカムイの好きな場面#2(好きな台詞篇)

先日、『ゴールデンカムイ』の好きな場面について書いた後に、ヤンジャンアプリで一挙全話無料公開という企画が始まりまして、周囲の金カム読者人口が急増した感があります。 前回の記事: この流れに乗って好きな場面をがんがん語っていきたいところですが…

ゴールデンカムイの好きな場面 #1

最近は『ゴールデンカムイ』を読んでおります。以前にも書いたかもですが、あねの猛プッシュで読み始め、明治期の北海道が舞台の冒険物語かー、ふーん、と思って読み始めたらいろいろ思ったんと違い、今では連載で読んでおります。 知らない方のために説明し…

テーマを決めてチェンソの話をする(6)生姜焼き

ついにわれらのチェンソーマン最終巻(第一部)が発売されてしまいましたね。 周囲には、本誌でなく単行本で読む派の友人が多かったのでネタバレを自重してまいりましたが、これでやっと「生姜焼き!」とか「ヤバジュース!」とか言いたい放題で喜ばしいこと…

テーマを決めてチェンソの話をする(5)10巻とモルカー

2021年はチェンソーマン10巻で幕を開けましたが、皆さま、ご無事でしょうか。私のもとには、「読んでいた妻が突然号泣嗚咽し始めた」などの情報が入っております。赤が効いた正月っぽい(?)表紙、美しかったですね。ですね……。 10巻は、中二病心をくすぐる…

『熊・クマ・羆』

ここ数年、三毛別羆事件のことを考えたり(あねの影響)、金カムを読んだり(あねの影響)、クマ牧場に行ったりとなんかクマづいていたところ、父が若い頃に買ったというクマ本を貸してくれて、なかなか面白かったです。 ●『熊・クマ・羆』林克巳 著、十勝毎…

テーマを決めてチェンソの話をする(4)9巻の最悪さ(最高さ)

『チェンソーマン』9巻発売から3週間が経過しましたが、各々方、心の傷は癒えましたでしょうか? 発売日前から表紙発表の時点で心が折れる人多数だった模様ですね。単行本で初めて読む人は読み進めて意味が分かったところで「あぁぁぁぁ」となり、本誌で既に…