はぢめてのコンタクト装着の記

基本役所に行くのと医者に行くのと銀行に行くのがひどく億劫なのでありますが、300日に1日くらい驚異的に動ける日がありまして、思い立って眼科に行きコンタクトを処方してもらいました。初コンタクトです。

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評判の良い眼科を教えてもらいそこに行こうとしたらば、閉業してしまったのかなぜか跡形もなく、壁面に貼られた鳥居ちゃんだけが健在で(※今度upします)、近くの別の眼科に電話してみたらば「コンタクトの処方は数週間かかることがあります」と言われてエエーとなり、しかしその日のうちに動かねばもう永久にコンタクトチャンスが無い気がしたのでちょっと離れた眼科に足を延ばし、なんとか滑り込んだもののタイミング悪く午前診療が終わるところで「次は夕方からになります」と言われてしまったのでしたが、ここでいったん家に帰ると二度と出てこれないな……と思ったのでそこらへんを歩き回って夕方になるのを待ち(注1)、無事コンタクトをゲットしたのでした。

 

装着!

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なぜコンタクトくらいでそんな大儀な……?と思われると思います。使う人は日常的にふつうに使うものなのに……。しかし私は、さしたる理由なく「自分にはできない・してはいけない」と無意味に思い込んでいることが多々あり、なぜかコンタクトもそのひとつだったのでした。もうかなりエエ大人でいろんなことを自由に決めてもいいはずなのに、ふしぎね。で、長いこと、眼鏡って運動するとズレてくるしフレーム邪魔やし厄介やな~~と思いつつもコンタクトを買うことを思いつかなかったのでした。こういう「なぜか意味なく自分に禁じている」類のことはコンタクト以外にもたくさんありまして、それらも実にしょうもない禁ばかりなのですが、その禁を破るにはなかなかのエネルギーを必要とするのでした。

 

しかしそういう「なぜか意味なく自分に禁じている」ことを破る瞬間、「あ、私も〇〇してええんや……」とハッとする瞬間は、いくつになっても新鮮なものがあります(例:「あ、私も脱毛器買うてもええんや……」「あ、私も部屋の窓開けてもええんや……」)。

今回、眼科に行くのが久々すぎて視力検査の機械が進化してることに驚きました。もうあのスプーンみたいなやつって使わないの? そんで、いつも使っている眼鏡(だいぶゆるめの度にしている)よりもだいぶ強めの度のコンタクトを処方してもらったんですが、入れてもらった瞬間診察室の風景がパキッと輪郭をもって立ち現れビビりました。そこまで目が悪い自覚なかったんですが。医師の指が眼球に近づき、青みを帯びた透明の幕が黒眼に吸着し(ふしぎ)、同時に医師の背後に「京都大学医学部」という文字がボワーンと浮かび上がり(※出身大学から寄贈されたらしき何らかがあった)、それがなんか「抑圧された記憶」との再会みたいで笑いました(※私は京都大学医学部に対して複雑な感情を抱いているため)。

家に帰ると、急に家が汚くなっていてびっくりしました。こんな埃と毛にまみれた家だっけ!?!? いかにこれまで何も見えていなかったかということですな。これまでこんな家に招いてきた人たちごめん……。更に、鏡も久しぶりにちゃんと見て驚きました。いや別に普段鏡は見るんだけれど、はっきり見えるのは眼鏡をかけているときだけだし裸眼のときはぼんやりとしか見えていないし、「眼鏡をかけていない状態の自分の顔」を久々に明瞭に見て、「こんな年とってたの!?」と。普段TVを観ないので実家に帰ったときなどにTVを観ると十年ぶりくらいに見る芸能人が出ていたりして「この人今こんななの!?」と驚くことがあるのですが、それの自分ヴァージョンでした。あまり見えないほうがよいこともあります。

 

そんなこんなでコンタクトライフが始まりましたが、まだ上手く出し入れできません。あと「装着したままうっかり睡眠」をめっちゃ恐れています。

ところですっかり忘れていましたが、そういえば昔コンタクト屋でチラシ配りのバイトをしていたのでした。コンタクト屋のチラシ配りバイトの思い出話はこちらで書きました。よかったらお読みください。



注1)この「歩き回っていた」間に、「なぜか意味なく自分に禁じていた」ことの最たるものである「教習所に話を聞きに行く」もこなしてしまったのだった……!! いやこれは「なぜか意味なく」というよりはだいぶ理由あって自分に禁じていたことではあるのですが。これについてはまた後日書きたいと思います!

 

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