まめ子11周年


今日はまめ子11周年です。
11年前の今日、まめ子はまだ名もなき野良犬として町内をさすらっていたのでした。

近所の人が捕獲して入れていた犬小屋を覗いたときの、こちらを見返しつつ後ずさる情けない目が今でも忘れられません。「なんやこの情けない顔の犬!」。


いなくなってもう10か月が経とうとしていますが、まるでいなくなった感じはしません。まめ子の存在の形が世界に穴として開いていて、穴として存在し続けている、というそんな感じです。
ネット上で巡回する犬写真・犬ブログがいくつかあるのですが、先日、ファンだった犬さんが亡くなったという記事を読みました。飼い主の方が、犬はいつまでも可愛い私の赤ちゃんだ、というようなことを書いておられ、涙が出てしまいました。まめ子はヒネた状態で我が家にきたので、あまり「赤ちゃん」というような感じはしませんが、やはりいつまでも可愛く、かついつまでもけったいな、我が家の大きな存在です。
犬を亡くした人たちの悲しみが早く癒えますように、かつ、犬たちが永遠に永遠であるように、祈る次第です。



11年前、我が家にやってきた翌日。




晩年の春。ぽってりとしたお姿。
10年でかなり太りました。




去年の誕生日。
プレゼント(妹によるケーキ、私によるイカと菓子)を前にして「え、これもろてええのん?」と言っているところ。