東京古本めぐり






東京では、ひさしぶりの神保町へまいりました!
20年近く前、初めて上京した折に真っ先に訪れたのが神保町でありました。
当時はまだamazonマーケットプレイスやらインターネットの古本サイトやらもなく、街まるごと古本の山やー!とときめいたものでしたが、未だに神保町はそうしたときめきがありますね。

こういうのにときめく子やったんや!





八木書店を発見! しかし休業……していたので、店の前で写真を撮りました。



修正を入れましたが、チャリで通り過ぎた人たちが「何故に?」という目でこちらを見ておられました……。
八木書店は、そつろんのときに通販でお世話になったのであります。
ゼリー箱詰め工場でアルバイトしたお金で、筑摩の深沢七郎集全10巻を買ったのでした。(ちなみに「全集」でなく「集」なのは「風流夢譚」が収録されていないから。)



あこがれのさぼうるを発見!






しかし休業!





あこがれのキッチン南海! しかし休業!




なんか悲しい食品模型。ここは開いてました。




神保町、ちゃんと祝日は休んでいるお店が多いのがいいですね……。
全部開いていたら一日神保町にいるはめになるのでちょうどよかったです。

わりとふつうな買い物をしました。





……と、神保町ではわりとふつうな買い物をしたのですが、下北沢の古書ビビビでこれに出会って買うてしまった!!



『贖罪のアナグラム 宮崎勤の世界』。
こういう入手困難本に会えるのはほんとうに、古本探索の醍醐味ですよね。
まさかの 『牧歌メロン』増刊!パロル社!!
絶対トンデモ本や……!!
と思って買ったのですが、中身はわりとまともでした。後半は、宮崎事件に関する当時の記事・言説のカタログのようになっており、こんな誤報があったなあ!(例:宮崎の部屋にあったのはギニーピッグ2でなくて4) とか、こんな関連ニュースもあったのか!(例:ホラービデオに宮崎シールを貼るビデオ店)とか、文化人の場外乱闘とか。
この本、続編もあるそうです。