生理用品ミシュラン十章・再会ボディピース(シンクロフィット)篇

久々の生理用品ミシュランです。

前回はムーンパンツ篇でした。

この頃はまだ珍しかった吸水パンツですが、その後各所から続々登場しましたね。私も300均のやつとユニクロのやつとあとなんか買いました。フェムテックとかいう言葉も普及して、長年出血風来坊生理用品一人旅を続けてきたオレももはや世間に置いていかれつつある感です。

 

そんなわけで、いろいろ知らない新しいものも出てきているのでしょうが、今回は、18年前(!?)に以前に一度だけ使ったものに再チャレンジしてみました。ソフィのボディピース・改め・シンクロフィットです。思えば、ボディピースは当企画の第一号でした。その回のスクショを貼っておきます。

 

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ここでは★4つの好評価にしていますが、その後やはりここに書いた通りの理由であまり使う気になれず、俵屋吉富の鮎(京都の和菓子では御池煎餅・山椒餅と並ぶ好物)を見るたびに思い出してはいたものの、使うことはありませんでした。話題を聴くこともないしイロモノ泡沫生理用品としてそのまま消えたのであろう……と思っていましたが、このたび、その後なんと改良され「ソフィ・シンクロフィット」として再登場していたことを知り(俵屋吉富の鮎の話をしていたときに友人が教えてくれたのでした)、なんとーーー!!ということで、18年ぶりに購入しました!

 

今日までの経緯はこちらの記事に詳しいです。

 

記事によりますと、ボディピースとして登場したのが2005年。その後2008年にシンクロフィットとして再登場していたのだとか。全然知らなんだ。再登場後も店頭に置いてもらえない不遇の時期が続いたとあるので、見かけることがなかったのかもしれません。しかし企業の理念に則して製造を続けたユニ・チャーム、2018年に愛用者のツイートがきっかけとなりついに売り上げが伸びた、ということです。

 

さっそく買いました! こちらは普通タイプ(厚型と普通があります)、12ピース入り。ナプキンは別売りです。

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前回より鮎感が薄れたような……?

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いや、鮎感はどうでもいいのです。ボディピースからの改良点は、トイレに流せるようになった点。たしかにそれだけのことで非常に処理が手軽になりました。その他の改良点は上の記事には書かれておらずよく分かりませんが、今回新たに「意外にふかふかである」という感想を持ちました。やさしい肌触り……前からこんなにふかふかでしたっけ……?

 

18年ぶりの感想としては、「これはなかなかよいものだ」という感じです。たしかにナプキンとピースの両方を用意せねばならない面倒は変わりませんが、思えばタンポン装着時も同じ面倒があるわけだし、タンポン装着に必要な気合が要らない分気楽です。で、18年前も書いている通り、やはり「ドッと出る」問題が解消されるのが大変快適であります。当時は40代にもなれば出血の勢いもなくなってゆくのだろうと思っていたのでしたが、そうでもなく依然出血は不快。ドッと出問題に焦点を当てた商品を開発してくれた有難さを、やっとしみじみ感じました。

 

そしてまた、プラスでもマイナスでもない感想としては装着時に感じる己のボディのふしぎさでありましょうか。「挟んで使う」わけですが、身体構造上局部が明瞭に見えるわけではないしカチッとか音がするわけでもないので挟み加減は自分の感覚に頼ることになります(説明文には一応「足を開いても落ちなければOK」という基準が書かれていますが)。その際、自分の身体の外側と内側の境はどこや、ってことを意識させられるわけですが、女子の性器というのはどこからどこまでがそれなのか、どこが内なのかどこが外なのかよく分からない、なんとも曖昧なものであるなあ、曖昧なボディでオレは生きてきたのやなあ、とまあ18年前に書いてるのと同じようなことを考えたのでした。18年の不屈に敬意を表して星5つ★★★★★