スイマーよ、無駄カワの世界よ、永遠なれ

今年の一月、スイマーが30年の歴史を閉じました。
スイマーとは、チープで可愛い雑貨屋さんでした。代官山を本店とし、新宿や原宿、最近はイオンモール系によく出店していました。
イオンモールのスイマーでは、しばしばナメちゃんときゃっきゃしながら時間を過ごし、気が付けば閉店時間になっていたものです。何にそんなに興奮していたかといえば、スイマー雑貨の特徴であるその「無駄可愛さ」でした。
ペンだの定規だのの文具にそんな装飾つける必要ある?(ない方が使いやすい)、イヤホンにパンダさんの顔つける必要ある?(ない方が使いやすい)、CD-Rをギンガムチェック柄にする必要ある?(性能はよくわからない)……など、商品はどれも過剰に可愛くキッチュであり、しかしわれわれはそこに、スイマーの哲学を感じていたのでした。

ターゲットは小学生女児〜若い女性だったと思いますが、私はリアル小学生の頃はこんな可愛い雑貨を使ったことはなかったので(親がシンプル好みだった)、大人になってからスイマーっ子(スイマー大人)になったクチでした。去年の六月、スイマー終了の報が告げられ、インターネットでは嘆き悲しむ人々の中に私と同世代の人も見られ、スイマーの愛されぶりとともに、スイマー大人がこんなにいたのであるなあと感慨深く思ったのでした。
スイマーの魅力のひとつは、小中学生のお小遣いでも買えそうな手頃なお値段でありましたが、その価格帯での提供が難しくなったことが閉店の理由として挙げられていました。


で、これまでスイマーで買った小物たちの写真をupしたりしたかったのですが、もはやスイマーが生活に入り込みすぎていて、どれがスイマーだったやら!
当ブログにスイマーカテゴリを新設したので、日常のスイマーグッズや過去のスイマー写真に気づくたびに、ここに写真をupしていきたいと思います。 スイマーはなくなっても、スイマーグッズとその無駄カワ精神は生きています!
そして、スイマーは終了したけれどもしかしたらそのうち似たコンセプトの何かが始まるのでないかなア……という気がしなくもないので、写真をupしつつその日を待ちたいと思います。



とりあえず閉店セールで買ったものたちの一部。
妹(乙女チック好き)にあげました。


くまちゃんはひづめみか〜るさんのデザインかな?
バレエシューズはコンパクトミラーになっているのです。スイマーのミラーはどれも異常な無駄カワでした。



アリスモチーフはここ数年の鉄板でした。



これはCancan(初めて買った)今年二月号・スイマー特集の付録についてきた、ひづめさんのトートバッグ。スイマー的なキャラが勢ぞろいです。昔、恐竜さんモチーフのアクセサリーを買い逃したことがあったなア。