紫陽花の花手水で有名な、柳谷観音・楊谷寺へ行きました!
以前に知人が撮った写真をSNSで見せてもらってから、ずっと行きたいな~と思っていたのです。
花手水は、今やいろんなお寺や神社がやっていますが、発祥はこのお寺だとされていて、紫陽花好きの私は是非見てみたい!と思っていたのでした。しかし交通が不便なところで車がないとちょっとな~~と思っているうちにバズり出したらしく、月に一度の縁日の日だけシャトルバスが出ると知って駅へ行ってみたらば、想像を遥かに超える長蛇の列!
2011年ひたちなか以来や……
結局2時間ほど(!)並んで、やっとバスが来たときは拍手してしまいました。

細い山道はすれ違うのも大変で到着までも時間がかかりましたが、着いてみれば確かに紫陽花は美しくまた紫陽花以外にも興味深いものが諸々あり、同行の母も楽しそうで、良き小旅行となりました。
以下に写真を載せます。ただし、今日は紫陽花以外の写真のみとするのでご注意ください。
(紫陽花の写真は気が向いたら今度載せます)
・謎貼り紙
受付にあった謎貼り紙です。

!?!?
見たこともない漢字(??)が書かれています。なんとなく意味は分かります。上は「結婚式とか七五三の撮影禁止」、下は「三脚とか禁止」ということでしょうが、なんやこれは??
日本では使わない漢字? でも簡体字でも繁体字でもなさそうだし平仮名混じりだし。この件については後述します。
・本堂
まず本堂にお詣りしました。
観光寺って「本堂・本尊は撮影禁止」のところが多いと思うのですが、ここは皆バシャバシャ写真を撮っており、傍らにいたお坊さんが「写真禁止て書いてへんからなあ~」と笑ってはりました。なんかゆるくていい。ご本尊の裏側に回ることもできて、光背の裏を見ることができました。
なんかあるッ

光背の裏に六道ある!!


お馬さんと兎さんがかわいくて、「生まれ変わるならやっぱ畜生道かなあ」と思ってしまいました。ウィー・アー・ザ・ヒューストン。


たくさん額があり、京都や大阪の各地に講があったことが分かりました。「慈眼講」や「眼力講」という文字が見えます。こちらのお寺は眼にご利益があるというお寺なのです。母と「2時間バスに並んだし0.2くらい視力上がるかなぁ」「せやけど眼鏡作り直さなあかんなぁ」などと話しました。
湘南乃風も寄進してました。
午前中には説法があったようです。
・奥の院
奥の院には二十八部衆がおはしました。「楽隊」感がすごい!


年季の入ったメタルバンドにいそうすぎる……!!

シンバルを叩く人の虚無の目が良い

・愛染明王
奥の院の裏には「愛染堂」があります。ここは石段を上らねばならないので、母に「下で待ってるわ」と言われ私一人で登ったのですが……
愛染明王!?

こ、これは、石段を上ってよかった~~!!!

愛欲を司るという愛染明王、まなこを見開いたその形相は、人々の愛欲の重さ故でしょうか、石板(寄進者名が書かれている)の重さ故でしょうか。尿道口が小銭で塞がれていますが大丈夫でしょうか。

この写真を撮っていたらば後ろから来たマダムに「それは何?」と訊かれ、「密教の……」と答えようとしたところで「あらッ、なんと立派な」と拝んで去ってゆかれました。
追記202607)失礼しました、この人は愛染明王ではなく「あいりきさん」だそうです。たしかによく見る愛染明王とえらい違うなあと思っていました。識者によると、あいりきさんは民間信仰の何かのようですが、何者かよく分からんようです。
・顔出し看板
動物たちがよすぎる。

・絵馬

絵馬のデザインがすごく素敵でした! 「まなざしちゃん」めいてもいて。
祈願内容はやはり、眼病の快癒や視力回復を願うものが多かったです。
・独鈷水(おこうずい)
空海ゆかりとされる、眼病に験のあるという独鈷水。境内の端の通路を行ったところにひっそりありました。

花階段(鉢植えが龍の形に置かれた石段)の前はまたも長蛇の列ができておりわれわれは見るのを諦めたのですが、こちらはひっそりと静かでした。
紫陽花は本当に眼福でしたが(眼の寺だけに)、こうした山寺らしい静かな場所が気に入りました。並んだ仏さんたちはお顔に苔が生しており、それが何か美しい感じがしたのでした。


独鈷水は飲むことができます。冷たい水を予想して飲んだらそんなことなくて、他の人も「ぬるっ」と言ってたのがなんか可笑しかったです。

門を出たところに役行者スポットあり。ここもひっそりしていました。


・ミャク
こんなところにもミャク野郎が……

* * *
さて、上で紹介した「謎漢字貼り紙」ですが、いちおう家に帰って漢和辞典やネットで調べてみたものの、こんな漢字は見つかりませんでした。

そもそも部首も見当がつかないし、これは存在しない漢字では?! いや、しかし私が無知なだけかもしれない……。存在する漢字であれば意味と読みを知りたい。存在しない漢字であれば、何らかのバグで出力されたのだと思うが、なぜそれをそのまま掲示しているのかを知りたい。
気になりすぎて翌日お寺にメールをしてしまいました。
苦情だと思われたらどうしよう……純粋に気になるだけなのにっ……と思いながら以下のようにお尋ねしました。
「初めて貴寺にお詣りし、大変心癒されました。お忙しいところこんな質問をして申し訳ありませんが、受付に掲示されていた貼り紙に、見たことのない漢字があります。こちらは存在する漢字なのでしょうか? 存在する漢字であれば意味を知りたいです。存在しないのであればどのように出力されたのか・なぜ掲示されているのか知りたいです。変な質問ですがよろしくお願いいたします」(大意)
メールをしてすぐにお返事が来ました!
しかし、「外国の方にもマナーを守っていただけるように掲示しております」(大意)とのことで、知りたい内容は結局分からずでした……。こちらの質問意図が分かりにくかったのかもしれません。
知人に話すと、「外国人向けにマナーを訴える貼り紙を作ってほしい、と生成AIに指示したものをそのまま掲示しているのでは?」との示唆が得られました。たしかに! AIってまだ漢字は苦手ですもんね。よく見るとピクトも微妙に変だし(花嫁がカメラ持ってる)。納得しました。
もともと「ゴチャゴチャしてよく分からないなんかふしぎな漢字」とか「無い漢字」とかが大好きでしたが、これ以降、生成AIに負けたくない!という気持ちになって、自分で虚字を書いてみることにしましたら、なんと虚字を書いていると心がなごみ癒されてゆく効果があることが分かり、ああ、これはちょうど写経とかと同じ効果かもしれません。そんなわけでここ数日はずっと虚字書きにハマっています。「虚字療法」の可能性を感じます。
