古そうな公園看板2件

犬禁止看板の中でかなりいいやつに出遭いました!!!

 

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はわわ……字体もかすれ具合も「ですから」もすべて素敵です。

そして「犬の散歩禁止」「犬の放し飼い禁止」「犬連れ込み禁止」という文言はよく見ますが、「引犬散歩」というワードを初めて見たかもしれません。

手元にあります辞書(大辞泉)には項目がありませんが、検索してみると「日国友の会」に用例の投稿が出てきました。このサイト知りませんでしたが、小学館日本国語大辞典第三版に向け一般から用例を募集しているサイトのようです。「引犬」は「橇をひくための犬」としての用例が投稿されていますが、しかしこの写真での「引犬」はおそらく橇は関係ないので単に犬を連れて散歩することを指しているのでしょう。なんか味わい深いです。

 

学校に接し、「公園」とは書かれているものの細い遊歩道のようなスペース。木食上人の碑?もあり、趣深い場所でした。

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こちらはまた別の場所。公園だったのでしょうが今はフェンスで閉ざされていました。

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犬看板ニストとしては「犬は入れないで下さい」という簡素な犬禁止に「ははあ~~」とひれ伏すのみですが、気になるのはこの部分。

 

「ごもくは●●●●●入れましょう」

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「ごもく」はこちらの言葉で「ごみ」の意です。「そないなごもくばっかり集めてからに」(そのようなゴミみたいなものばっかり集めて)「ごもく屋さん来はったわ」(ゴミ回収車が来てくれましたよ)のように用います。

しかし、その後が読めない!

ネットで色々と検索した結果、字が薄れる前のこの看板の写真が見つかり「ごもくはごもく篭に入れましょう」であることが明らかとなりました!

ごもく篭=ごみ箱 ですね。その写真をupしていた方は「ごもく」の意が分からず悩んでおられましたが、15年ほど前の投稿であったので声をかけるのは遠慮してしまいました。