疫病の風景(7)

前回は一年前でした。

 

 

あれから一年経ちました。

これは、去年のクリスマスに梅田で見つけた物件です。

 

クリスマスの何らかのオブジェ……と思いきや

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検温するやつやった!
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モコモコの中の検温&消毒!
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こちらもいいです。
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冷静に考えると日本語の意味がなんだか分かりませんが、ソーシャル・ディスタンスが精一杯トワイライト・ファンタジーな感じに装飾されて訴えられています。

 

このスポットは、今年のクリスマスはどうなっているのでしょうね。昨今体温計や消毒液は急速にその存在感を後退させつつあります。

2類から5類への移行が5月でしたっけ。そういえば日々の感染者数も最近見ておりません。2020年から2022年にかけて、お上が緊急事態宣言を出せば皆サーッと街からいなくなり宣言が解除されればあたかも危険がなくなったかのようにファーッとなる、みたいな繰り返しだった気がしますが、こういう、危険やでと言われれば危険になり危険やでと言われなければ危険でなくなる、みたいのんって、やはり日本が「言霊の国」だからなんでしょうか、それともどこでもそんなもんなんでしょうか。5類に移行した途端、芸能人等の感染の報がそれまで「コロナ感染のため××」とされていたのが急に、「体調不良のため」とされるようになったのも、「コロナ」が突然口に出してはならない何かになったかのようで興味深い現象でした。

あと、この期間新たに現れた現象として「皆の平熱が下がる」ことがあったと思います。日々通っている場所に設置されていた体温計で測る体温、私は常に34℃台でした。街の体温計も異様に低い体温が出ることが多かったと思われ、明らかに不正確なんですが、一応形だけ体温測ってそれが37℃以下であれば、ハイハイ異常なしですねと異常のないことになるあの感じ、あれも日本的な現象なんかな~という気がしたんですが、よそではどうなんでしょう。

 

4月のジャンカラの看板です。

 

ちなみに2021年5月にはこうでした。

先日見たらばコロナには特に言及なく、「3次会もジャンカラで」となっていました。

 

 

1月に撮影した「全面コロナ関連貼り紙」のシャッター。こういうのも次第に「レトロ貼り紙」になっていくのでしょうか。

 

これも1月。パチンコ屋さん。

 

コロナ禍はいろいろ新語を生み出しました。「ウチラー」

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日商店街で見つけたステッカー。いつどういう主旨で作られたのでしょう。

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街で見かけるこうしたものがヨレヨレしてたり黄ばんでいたりして、コロナ禍発生からすっかり長い時間が経ったのやなと感じます。

 

私はコロナ禍関係なく、以前から、「店の入り口に備えられている消毒液」が好きなので、あれらは残ってほしいです。

名古屋のレンタカー屋にいたしょうどく大使

 

スシローの消毒液にはだっこずしが。

 

 

ちなみにずっと逃げおおせてきたわたくしも、今年はついに罹ってしまいました。幸い軽症であったもののやっぱ「ただの風邪」ではねえな、って感じでしたね。今のところ後遺症らしきものは発覚していません。今後分かりませんが。もともと頭がぼんやりしているのに更にぼんやりしてしまうなんてどうしようかと、「ブレインフォグ」をめちゃくちゃ恐れてたんですが、現時点では大丈夫なようです。尤ももともとぼんやりしているがゆえに気づいていないだけかもしれませんが………。