コロナ禍でアレなので昔のおでかけ写真をupするシリーズです。
淡路島の旅行記は、以前にホームページ(存在を忘れつつありますがそういうものがあったのです)でも書いたのですが、そちらは写真をあまりupできなかったので、改めて。
淡路島は、2006年の春に、研究室とその周辺のみんなと行ったのでした。淡路島、一応関西圏であるのになかなか訪れる機会がなく、ほんの子どもの頃に連れられて以来の、約20年ぶりの訪問でした。
いきなり謎の動物写真がフォルダに入っており、どこで撮ったのか分かりません。行く途中の高速のSAでしょうか? この日はレンタカーで、7、8人で行ったのだったと思います。
淡路島へ行く前に、明石の商店街に寄りました。いい感じのかねてつの看板があったので撮りました。写真が小さく画質が荒いのは、当時のケータイカメラだからです。
この商店街は、店頭から逃げ出したタコが路上を歩いていたりして、大変愉しかった思い出があります。
また、いたるところで名物であるイカナゴが売られていたのですが、雑貨屋さんでも保存容器が「イカナゴの保存にぴったり!」というキャッチコピーで売られているなど、「何もかもがタコとイカナゴ中心に回ってる!」と興奮したのを覚えてます。
昼飯?に明石焼を食べましたが、明石では「明石焼」でなく「玉子焼」と呼ぶんですよね。
淡路島には「たこフェリー」で行きました。たこフェリーは2012年になくなってしまいました。
フェリー乗り場には「パパたこ神社」なるものがあり、100円でおみくじを引けるというので引いてみました。
100円入れておみくじ……というかガシャポンを引くと、このような紙が出てきました。
先輩に見せにいくと、「100円吸い取り機じゃん」と言われました。その通りです。
フェリーからの風景です。
この日は3月の末でしたが、天候が悪く、デッキに出ると強い風でかなり寒かったのを覚えています。これは船室内からの写真のようです。
中にもたこキャラがいました。
パパたこはたしか一族を成していたのでした。
たしかこれが目的地の写真です。
誘われた当初の予定としては、なんか花畑的なきれいなところがあるというのでそこでピクニックをする予定だったのでした。「春のお花畑で若者たちでピクニック」なんてしたことがなかったので、わー!憧れのやつやー!とポワポワして私も参加したのでしたが、目的地で車を降りた途端冷たい雨がぽつぽつと降り始め、とてもそのへんでシートを広げるような気候ではなく、3分くらいで車に戻ったのでした。
そういえばこのとき、建設中?の観覧車が遠くに見えていましたが、あれが現在ハイウェイオアシスに立ってるやつですね。
ハイキングは諦め、島内ドライブをしました。というか、私はこの日の計画をよく分かってなかったのでただ車に揺られついてゆくのみでした。
まず、世界平和大観音というのを見に行きました。これも、つい先日解体が決定されたそうですね。
ふもとに行ってみると……観音、「定休日」?
観音はこのひと月ほど前に「閉館」していました。残念でした。
ふもとには「アメリカ」がありました。
世界平和の象徴の足もとにアメリカか……示唆的やな……みたいなことを思いました。
この後、えびせんべいの里というところに行き、試食のせんべいを貪り食ったり、「三億円の金塊」という看板に惹かれるも「見物料200円」の文字に一同興味を失ってスルーしたりしました。
行先は運転できる人たちに任せてひたすら車に乗っていただけなので、何をどう走っていたのかぜんぜん覚えていませんが、途中、「一人歩きの犬がいる!」と窓の外を見るSさんに、犬嫌いのMさんが「犬を『一人』という単位で数えないでください」と言っていた場面など、どうでもいいやりとりばかりをよく覚えています。一人歩きの犬は大丈夫だったんでしょうか……。(一人歩き犬を見つけた人はその後研究者として犬の本を書いています。)
車は山の中へ入りました。「立川水仙郷がこのへんにある」とみんなは言っており、何も調べてきていなかった私はただ、お花のきれいなところがあるんだな、とぼんやり思いながら車に揺られていたのですが、山道に奇妙な看板が立ち始めました。
曰く、「3倍楽しい」「笑うところ」。
3倍? 何に比べて?? 笑う? 何を???
やがて小さな駐車場が現れ、われわれを迎えるようにひとりのおばちゃんがそこに立っていました。トイレに行きたい者がいたので、「トイレはありますか?」とおばちゃんに尋ねると、彼女はふつうに
「トイレはパラダイスにあるよ、500円」
と言ったのでした。
そう。「立川水仙郷」は、『探偵!ナイトスクープ』で「(小枝の)パラダイス」の語が定着する由来となった、有名な初代パラダイスだったのでした。ナイトスクープ観てたはずなのに到着するまでここがパラダイスだとは気づかんかった!お花畑でハイキングのつもりが、パラダイスに来てしまうとは!
金塊見物料200円を拒否した者たちも、パラダイスには500円を粛々と払い、敷地に吸い込まれていったのが印象的でした……。
ナイトスクープに取材されたときは、何もない荒野に動物が点々といるのみでしたが、われわれの訪れた頃は敷地内にこのような石碑(およびUFO神社)が林立しておりました。(動物もいました……)
「チンチン音頭発祥の地」もなにも、この世の多くのものはチンチン音頭を知らないのだが……。
これがパラダイスの建物。ってか「トイレ」の文字がでかい!!
こういう施設です。
小枝が岡部まりちゃんの名を騙った色紙コーナーには、たくさんの訪問者の色紙があり、中には海外からのものもありました。
そんな中私が感銘を受けたのはこちら。京都人Y.T、今もその志を失っていないかい?
この頃はいまいちなデジカメしか持ってなかったのであまり写真を撮ってないんですよね……残念。そんな中でなぜ「大分女の味」を撮ったのかぜんぜん分かりません。
他、男根林立コーナーなども壮観だったのですが、一同の姿が写り込んでるのでupできぬのが残念です。
ここ、今はどんな感じになっているのか、再訪してみたいですが、このときは「やたら文字情報が多い秘宝館」って感じでした。館主の書いた性知識や教訓みたいなものがあちこちに貼られていました。どんなことが書かれていたかはおおかた忘れましたが、「金玉の皺の間に快感がある」とか書かれた短冊だけ妙に記憶に残っています。それがなぜかツボにはまった人が笑いが止まらなくなり、その様子を見た人も「なんでそれがそんなにツボにはまったんですか」と言いながら笑いがとまらなくなっていたからです。
なんかいろんなことがあった日ではありましたが、とにかくパラダイスの衝撃ばかりが鮮明で、今この記事を書くまで、そもそもはハイキングの予定だったという記憶はすっかり忘却されていました。
帰りに温泉(なぜかカーナビに無い土地にあった)に寄りました。男湯/女湯の表記が流石淡路島でした。
帰りは明石海峡大橋を通って帰りました。橋の上で寝てしまいましたが、橋を降りる寸前に目覚めて見た両側のキラキラがきれいでした。
その後はそれぞれに忙しくなってしまった皆と、のんびり出かけていろんな話をした、今思えば貴重な若者らしい時間を過ごせたおでかけであったのですが、とにかく記憶にあるのはパラダイスのことばかりです。淡路島は近く再訪したいです。