11月29日。本日は犬の命日であります。
8年目になるようです。当時、犬つながりで当ブログにいらしてくだすってた方もありましたが、まだご覧になっているでしょうか。みなさんお元気でしょうか。
先日、両親とどこかへ出かけようとなって、紅葉見がてら、かつてよくまめ子を連れた公園へ散歩に行きました。今年の紅葉は茶色っぽくてあんまり、と聞いていましたが充分にきれいでした。公園は、まめ子亡き後も数回訪れていますが頻度は減り、まめ子散歩全盛期からいくらか変わっていました。
■ 遊具
遊具がきれいに塗られ、お星様とペンギンさんが描かれていました。
この遊具は、かつてはこうでした。
まだ若き日のまめ子、口の周囲の毛が黒っぽい頃です。我が家に来て一年目。当時、上の写真を両親が「写真屋に頼んでカレンダーにしてもらおう」という相談をしていて驚きました。写真屋でそういうサービスがあったのですが、そういうことをするタイプの親ではなかったし子どもの写真でもそんなことしたことなかったのに……。結局面倒になったのか頼みませんでしたが。
ちなみに今この写真を探すために同日のフォルダを見たところ、この後われらはドムドムに行っており、この頃(2006年)はダイエー藤森店のドムドムがまだ生きていたのだと分かりました。ドムドム、カムバック!!
■ お地蔵、植物、ドッグラン(ドッグ非ラン)の思い出
さてさて、微妙な曇天ではありますが木立の中を歩いてゆきます。一部だけ色づいているのが逆に奥ゆかしくて綺麗。
この公園はお地蔵?がたくさんあります。謎のテレビ地蔵さん(と勝手に呼んでいる)も。
ところどころ赤い葉っぱがありました。父は「もっと日が照ってたらきれいやったんやけど」と言いましたが、充分や、と思いました。紅葉の前で両親の写真を撮りました。前はなんにも無かった林の向こうに、家が建っていました。
広場では元気な犬をフリスビーで遊ばせている人がいました。「まめ子はあんなに走らなかった」と言い合うなどしました。近所の大きな建物が取り壊され空き地ができたとき、「ドッグランや!」と言ってまめ子を連れていったことがあります。しかしまめ子は、フッと溜息をついて草の中に腰を下ろし、両のおててを重ねてゆっくりし始めました。「ほら、まめ子、走っていいよ!」と促したものの、フッとこちらを見上げてまたくつろぎ始め、「ほら、ほら、まめ子、こっち!」と走っているのは人間のみ……。そういう犬でした。
すごい形の樹。
ナンキンハゼ?
アベリア?
ソヨゴ??
植物の名前は、「これなんやろな?」と言いながら撮った写真を後でアプリで調べたものなので間違ってるかもしれません。私は植物の名前とかぜんぜん知らんのです。親は植物や鳥の名前に詳しくて、昔は出かけるたび親があれは何やとかあれこれとか言うのを全然興味ないねと思っておったのでしたが、最近、そういうのの名前を知ってたら愉しいやろな、と思い始めました。竹安氏(注:フラワーカンパニーズ)も最近樹の名前に詳しくなってはるらしいので、年を重ねるにつれそういうものに目が向くんでしょうかね。最近は写真入りの歳時記を買って眺めたりしています。
■ 思い出の川
川。夏には何度かまめ子を浸けましたっけ。
2011年の写真。まめ子は基本水が苦手な犬でした。よって最初はしっぽっぽが水に浸からぬようにしながらおっかなびっくりでしたが、だんだん気持ちよくなってきたのか川をずんずん遡上し始めました。
これ、珍しくいい笑顔の写真なのです。しかしこの後、滝みたいな段差が現れると急に我に返り、びびって元来た道を猛スピードでダッシュし始め、リードを持っていた私はもう少しで川の中で転倒するところでありました。
川から上がってフウッ……となっているまめ子。此処は、夏は紫陽花も綺麗でした!
川から上がった後のぺたぺたも可愛くて写真に撮っていたのでした。
■ 遊具2
公園には、遊具の設置されているスペースもあります。かつてはなが~い滑り台があったのですが、なぜかなくなり普通の短いやつになっていました。
ここではよく、妹が「すりばち」でまめ子を遊ばせていました。
こういうやつです(なんか嫌がってますが……)。今回、すりばちはまだありました。それを見ながら親が「もう足腰がアレでこんなところで遊べへんわあ」みたいなことを言うていました。親も高齢になってまいりました。
古い蛇口が残っててなんかよかったです。
■ 落書き、交通公園跡、銀杏
ひど落書きがされていた建物。かなしみ……
しかしここは以前から落書きが多いのでした。10年ほど前に撮ってた落書きです。家族を守りたい!
この建物の横は以前は交通公園だったんですが、球技場になっていました。以前のレトロ看板、撮っててよかった。
この隣には銀杏の広場もあるのですが、今年は銀杏の樹のてっぺんが折れていてなんだか寂しかったのと、その前でカップルがラブラブ自撮りを繰り広げていたので、撮っていません。代わりにかつての黄金色の中のまめ子を。
■ 「何よりつらい」
こうして、犬をしのぶよすがとなる場所が、細部は変わりながらも残ってくれているのはありがたいことです。また、両親が未だ元気でともにあれこれ思い出しながら散歩できたのもよかったことです。そもそも、我が家には「家族で出かける」という習慣は長年途絶えており、まめ子がやってきてこうした公園や山に行くようになってからそれが再び復活したのでした。
ところで、この公園で撮ったまめ子写真の最高傑作を載せておきます。珍しくカメラ目線の若いまめ子、頭の上にお花を飾り、とてもよい写真のはずなのですが、父が片手にもっている新聞紙の文字が主張し過ぎてしまったという写真です。ホッホホ。