最近のyamayoshi: 新旧わさビーフ比べ、ヤマヨシ本

9月に入り、われらの願いもむなしく、わさっち(わしゃビーフ)は引退してしまいました……。

コンビニやスーパーのわさビーフも、軒並み新パッケージになっており、仕方ないことではありますが淋しいものでありますな。。

 

新旧いずれも入手できた時期に、両者を入手し、旧わさビーフ(左)と新わさビーフ(右)を食べ比べることとしました。

 

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まず、パッケージ。キャラの変化以外では、「長野県産わさび使用」の文字が消えました。今見ると旧デザインのわさびと肉のイラストはなかなか可愛いですな。その代わり新デザインは全体的に緑っぽくなってわさび感を強調する感じに。「わさび味お菓子人気No.1」という、「それはすごいのか?すごくないのか?」の疑問を誘うキャッチフレーズは変わらぬままでよかったです。

 

裏面もデザインが変わりましたね。わさっちがいなくなり、わさびが2本……。
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原材料表示にも微妙な変化がありました。

まず、表ジャケにもあるように、「わさびパウダー」から「長野県産わさび100%使用」の文字が消えました。原料価格の問題とかなのかな? 「オニオン」と「ガーリック」は「オニオンパウダー」「ガーリックパウダー」に変わっています。

 

食べてみると、旧作とそれほど大きな違いは感じませんでしたが、たしかにわさびが強くなっているのかな? というか、ビーフ感が弱くなったのかもしれません。旧作は、ビーフ風味が後を引くのが特徴でしたが、その後味があっさりしたような。原材料表示でも、ビーフパウダーの記載順が変わっている(6番目から7番目になっている)のでそのせいかな?

 

新旧どちらが美味いかについては、今回は正直、わさっちを失った悲しみから脱し切れていないので、客観的な味判定は不能であります。それぞれの好みによると思います!(結論)

 

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ヤマヨシといえば最近、ヤマヨシのことが書かれた本を見つけたので読みました。濵畠太『「わさビーフ」したたかに笑う――業界3位以下の会社のための商品戦略』(明日香出版社、2013)。自分はビジネス音痴ですし、普段ビジネス書って全然読まないので、新鮮でした。


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どうやってもカルビーコイケヤに規模では勝てないヤマヨシがどんな戦略をとってきたか? というのがテーマでして、それ自体は、商品からこれまでも充分推測できていたことが書かれておりそうだろうなあという感じだったのですが、ヤマヨシの歴史や、開発プロセスの話や、一人の社員が一つの商品を最後まで担当するというヤマヨシのシステムの話が読めたのはよかったです。(ちょっと前の本なので、今は会社のあり方も変わっているのかもしれませんが……。) そしてなんといっても嬉しい点は、表紙や挿絵でわれらがわさっちの姿に会えること。わさっち~~。社員さんによる企画書が掲載されているのですが、その中にも、手描きのわさっちが描き込まれていて、可愛がられていたキャラだったのだろうなぁ……と思わされました。