溶けかけ雪の清水寺とその周辺てくてく(前編)






雪の降った翌朝、ついったーで流れてくる美しい京都画像の数々に、「こういうのはネットで見るのが一番なんや……実際行ったらすごい人でうざいだけなんや……」と思いつつも、ついついうれしがりを発揮して清水寺へ行ってしまいました。
行ってみれば、世界各国からうれしがりが集っており、実に愉快な気持ちになりました。
私の行ったときにはもう雪はかなり溶けかけていて、観光写真に見るような一面の雪化粧、というわけにはいきませんでしたが、その代わり、溶けゆく雪が冬の日差しにきらきらとしてとても綺麗でした。


茶わん坂のふもとには、頭にお花をつけたちびだるまが溶けかけていました。



坂を登りながら望む清水。三重塔のお屋根が真っ白で、東山にもところどころ白く残っています。



この日は雲の間から日が照ったり隠れて時雨れたりを繰り返しており、日が照るとこんなふうに雪が照らされて綺麗でした。




石段を少し上ったところで、白い京都の町と観光客たちを見下ろします。まだ雪雲が覆っていますね。
ちなみに警察24時的な番組で知ったところによると、この石段はパンツ盗撮野郎の盗撮スポットらしいです。見つけたら蹴ろう。



うっすらと雪を載せた三重塔。細い木の梢が風にプルプル揺れていました。



多くの人は三重塔の横を通ってそのまま本堂・舞台の方に行ってしまうんですが、ここから反対側に降りてみると、ひっそりとしたところにびっしり石仏群が。
解説によると、廃仏毀釈の際に壊されないよう、市民がここに持ち込んだのだということです。
この石仏群も、この日は頭に雪をのっけていました。




海外から来たらしき、色とりどりの着物を着たお嬢さん方が、石仏の前で記念撮影しているのも華やかでした。
では本堂のほうへ向かいます。この頃にはすっかり青空が出て、空の下の三重塔が綺麗でした。





後編へ続きます