春です。ナメちゃんからもらった、きのこ栽培セットを栽培しはじめました。
ところで諸事情ありてさいきん姫路っ子になりつつあります。
本日の京都ぬるぬるブログは姫路ぶるぶるブログです。
姫路はいい街です。
さいきん行ってよかった姫路の催し2件を紹介します。いずれももうぢき期間が終わってしまうのではありますが...。
◆「ミニチュアの世界 ―小林礫斎と手のひらの宇宙」展 @兵庫県立歴史博物館
http://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/
「たばこと塩の博物館」所蔵の中田実コレクションを主に展示。
チロルチョコと海洋堂、などちいさきものを愛する者としてはここはひとつ見ておこう、と軽いきもちで赴いたんですが、思った以上にすごかった!
まず、「信仰のミニチュア」たるところの曼荼羅展示に意表を付かれ、そこから怒涛のように始まるミニチュア800連発(約)に感動。
かわいらしい古道具や家具などのミニチュアがほとんどなのですが、附属のルーペで見て初めて うわ!こんなことに! と驚くほどの小ささ。
小指の先ほどの蒔絵箱、箪笥、煙草入れに煙草盆、屏風、玩具箱と玩具箱に入った玩具、などなどなど。
豆本や、米粒・胡麻粒に書かれた絵・文字などもあって、会場の至るところから、すげー!すげー! という声が上がってました。
名画のミニチュアなどには、そこはかとないヒューモアも漂っておりました。パロディのひとつのかたちといえるのでしょう。
最後、製作に使われた道具が展示されていたのですが、それらはふつーの大きさで、その点にも吃驚しました。ふつーの道具でどうやってあんな精巧なものを!?
解説文によると、もう誰も再現できない技術であるそうです。
また、作られたミニチュアたちは、当時既に昔のものとなりつつあった道具や家具のミニチュアが主であって、そこにほんのり感傷も覚えました。失われつつある過去をちっちゃくして手のひらに収めておこうとしたかのようで。
歴史博物館は、常設展もよかったです。立地(姫路城に隣接)もいいです。
◆「福を呼ぶ小絵馬」展 @姫路市書写の里・美術工芸館
http://www.city.himeji.lg.jp/kougei/index.html
絵馬好きとしてはこれは見に行かねば...!と。
こちらは、姫路駅からバスで30分ほど行ったところの書写山のふもと、美術工芸館にて。
場所は人里からちょっと離れますが、静かで空気がきれいでよいところでした。
建物の周りは竹やぶ風になっており、なんとなく心洗われる気分に。
こちらは写真撮影可だったので、いろいろ撮ってきました。
かえるさん。
エイ絵馬。これはちょっと衝撃。豊穣大漁祈願だそうです。なんでも神化してしまうのがいいですね。
ほかに、オコゼとかいろいろいました。
心の鍵絵馬。心に秘めて願うところがあるときに奉納するのだそう。
婦人病予防絵馬。
わかりやすくてナイス。
上は子宝祈願たち。下は恋愛成就・男女和合祈願。
二股大根やからみあうヘビなど。
日本の性表現は即物的で好きだ。
京都ご当地絵馬。写真では分かりにくいですが、きらびやかでした。
大覚寺の絵心経絵馬。
文字の読めない人・教育のない人にも分かるようにと、般若心経を絵文字で表してるのですが、どう見てもふざけてるようにしか見えないのがいいです。
まだまだあるのですがこんなところで。
せっかくなのでわたしもコレクションをばひとつ。
金閣寺にて。