さいきんの京大(折田先生など)




みなさまこんにちは。我が大学は、今年も折田先生の季節でした。

当ブログをご覧の方はご存知かと思いますが、ご存知なくともググればすぐ分かりますが、我が大学には、入試シーズンになると毎年、さまざまなものに姿を変えた折田先生の亡霊が現れるのです。
わたしなどは、オリヂナル折田先生を目にしたことがある最後の世代であるのですが、いまやオリヂナル折田不在のまま、折田先生のシュミラークル?シミュラークル?シュミラクール? なんか知りませんがそんなものだけが現れて消えていくという、なかなかにシュールでなかなかに批評的な事態となっているわけです。
ちなみに、ここ10年で個人的にいちばん好きだったのは、王蟲を連れた青い折田でしょうか。王蟲がキモくてよかった。


しかし、この行事、もう、いいかげん、どうなんでしょう………。
作っている人には申し訳ないのですが、ここ数年、どうも毎年の折田祭りが、スッカリ惰性で続いているような印象を受けておりました。(いえ、べつに惰性以外のもので盛り上げなくてはならないようなものでもないので、それでも全然いいのですが。)
折々の折田先生も、なんだか内輪ネタじみてしまい、かつての批評性を失っているような気がしてなりません。毎年、同じことが、キャラを変えて繰り返されているだけのような。
ここらへんでそろそろ、オリヂナルそっくりの折田像が現れるとか、そういう祭があってもいいのでないでしょうか。

今年も誰だか分からんキャラ(ポケモン?の何か)だったし。あ、これはわたしが年をとっただけなのか。
これが年をとるということか!



さてそんな折田先生像なのですが、先日横を通ってみましたらば、大学当局による貼り紙がなされていました。



「この制作物は本学のものではなく、本学が設置を許可したものでもありません。
制作者が本学関係者であるかどうか分かりませんが、自主的に撤去することを求めます。
撤去されない場合は、本学で保管しますので、お心当たりのある方はご連絡ください  
   京都大学 」



ををう、京大のくせに律儀なことです。
そして、貼り紙の下部には誰かの落書き(妙に達筆)が。
ちと見づらいですが、
京都大学ナンセンス! こぎれいなキャンパスなんてくそくらえ! 」
ナイスつっこみ。妙に達筆ですが。

以前にも書きましたが、数年前のキャンパス小奇麗化以降、構内の雑多なものやへんなもの、猥雑な部分が、どうもいちいち排除される傾向にあり、それが一概に悪い傾向とはわたくしめは思いませんが、しかしかつての猥雑さを愛し、この大学を選んだ者としては、やはりさみしいことであります。また、どさくさにまぎれてへんな「人」まで排除されるようになるんでないかという危惧もあります。
「ジャングルで学問ができるか」と言ったかつての学長に対し、ジャングルでなくて学問ができるか、と、80年代、浅田っちょは言いました。浅田っちょは今もジャングルにいるのでしょうか。ていうか、ジャングルっていうてもポケモン折田程度なのですが………おと、話が逸れた。


話が逸れましたが、さて、ここで注目したいのは、貼り紙のこの部分であります。


「 撤去されない場合は、本学で保管しますので、お心当たりのある方はご連絡ください 」

「 撤去されない場合は、本学で保管しますので、お心当たりのある方はご連絡ください 」




本学で保管! 廃棄するんぢゃなくて保管なのか!
もしかして、歴代折田シュミラクールシミュラークル?シュミ...(略....たちは、皆、当局によって拾得物としてどこかに保管されているのでしょうか。 
大学のどこかに、歴代折田が並んで眠る折田部屋があるのでしょうか。
折田部屋では、夜毎開かれる折田たちのパーティー


色々ありて、I’m so bored with きょうとだいがく、京大よ、おまえにはほとほとうんざり、と思っていた昨今でしたが、「保管」のひとことで、ちょっと我が母校をみなおした。
てかなんだかんだ言いつつ、母校ごときに愛憎など抱いてるじぶんのしょぼさがいやだ。
もっとおおきくなりたい。背も。




祇園はモウ枝垂が咲いてました。