池袋リブロ


さてさて。
池袋ホテル街浴の後は、閉店を目前に控えた池袋リブロに連れていっていただきました。
ぎりぎり間に合った!

地下を入ったところの柱には、いろんな作家や漫画家、文筆家のメッセージが書かれていました。
高橋源一郎上野千鶴子、80年代を風靡した人たち(という言い方は不適切かもしれませんが…)のメッセージにきゅんとしました。



リブロは私にとっては特に思い入れある本屋というわけでもなく、何年か前に見物がてら寄って 『唯臓論』 という本を一冊買うただけの本屋なのですが、こういうのを見ると、或る種の文化を担った地であったのだなあ、とその重みが分かりますなあ。
文芸棚、殊に詩棚と幻想文学棚が、かなりの幅を誇っており(それでも以前に比べてスペースは削減されたらしい)、今どきこんな書店はなかなか無いよなあと思うと、勿体ないことであります。


ぽえむ・ぱろうるが期間限定復刻されていました。



ぽえむ・ぱろうるも、ときどき本でその名を見かけるのみでなんだか遠い「文化」という感じだったので、実物(?)を見られてうれしいです。
タルホが寄稿している戦前の珍しい雑誌があり、テンションが上がりましたが、それなりのお値段だったので買わず……。


人文階では何やら、面白そうなフェアをやっている……と思ったらば、




ヤクモ(山本)先生のフェアでした!! ををう。




哲劇コンビは並んで面出しで置かれておられました。すごいなあ。




なんのゆかりもない私でも、なくなるのが惜しまれる書店であるので、どっぷりリブロユーザーだった方々は淋しいことでしょう。
何やら大学の場から人文が排斥されようとしている今、文学や人文学を大事に扱うこうした書店は貴重であったのでないかなと思います。
跡地は三省堂になると聞きましたが、どんな方針になるのでしょうか。



あねに勧められた本を買いました。(ヤクモ先生の冊子は無料配布されていたもの。)




※関係ないですがこちらは翌日にタコシェで入手した本。