初詣で変な虫のようなものを得る

松の内も過ぎた今頃、初詣の話もどうかと思いつつ、初詣の話をば。
毎年初詣は近場で済ませておりますが、今年は、ちょっとだけ遠出したりもしました。

車で滋賀へゆき、行ったことのない滋賀の神社をいろいろめぐりました。
日吉大社で山に登り、新年早々筋肉痛でした。
ついでに、びわこラーメン(しじみでだしをとっている)も食べました。


そんな中から、印象に残っている神社をば。



■ 九頭龍神社(八瀬)

いきなり変わり種ですが、八瀬の九頭龍神社は不思議なところでした。

戦後に「お告げ」によって作られた、新興宗教系の神社らしいです。
棒のようなものを九本手に捧げ持ち、境内をぐるぐると九周せねばならない… など、独特の礼拝の様式があるのですが、皆、馴れた様子でその手順を踏んでました。
熱心な信者さんが多いようです。
小さな子供も神妙な表情でぐるぐる回っていました。

「九龍の会」という信者の会もあるそうです。ちょっと893系の会のようなネーミングではありませんか……。

正月なのに観光ムード皆無。
独特の雰囲気に圧倒され、何も祈れませんでした。




手水鉢に巻きつく龍




ろうそくがすごくいっぱいあった





りっぱならんちゅう
(撮影者が写りこんでいますがお気になさらず)



近江神宮 (大津)

打って変わって近江神宮は、初詣ムードにあふれた=商業ムードにあふれた、明るい雰囲気の神社でした。
境内もだだっぴろく、京都でいえば平安神宮のような感じ。

天智天皇の「漏刻」(水時計)を祀っている神社です。
わたしは水時計とはどんなものか知らず、湖のようになみなみと張られた水が刻一刻と変化してゆく……というような神秘的な何かを想像していたんですが、意外に地味で、ちょっとしょんぼりしました。




地味な水時計



が、境内の随所にある、いろいろな時計(日時計とか)は面白かったです。

この日は、おみくじとは別に「福くじ」というものも行われていました。「新春最初の運だめし!一回300円」。
何かいな、と見ると、つまるところ福引でした。
ですが、ipodが当たるかも! というので、ついつい300円を払ってしまったところ………




こんなものが当たりました



髪を結ぶゴムに、なぞのいきものがくっついております。
神社のおにいさんに、「めっちゃセンスいいと思いますよ、マジ、そう思いますよ」と真剣なまなざしで言われ、神社を後にしました。



吉田神社 (近場・大学の隣)

そしておなじみ吉田神社にも、お散歩がてら、おまいりしました。
二次元の女性との縁結びを願う絵馬がありました。

今年は、「だるまみくじ」というのんを引いてみました。
わたしはだるまさんが好きなのです。




だるまさんの中に、小さな姫だるまさんがぎうぎうつまっています。
この中から、姫だるまさんをひとつ選び、お尻に張られたシールをはがすと、穴があいています。
その穴から、おみくじをひっぱりだすのですが、(生理用タンポンを思わせる)この形式は若干抵抗があります…。

ともあれ、そのタンポン、もといおみくじを開いてみたところ、そこには「大吉」の文字が。
五行くらいの実にシンプルなおみくじでしたが、とにかく大吉ぽいことが書かれてありました。
選んだ姫だるまさんは家にお連れ申し上げ、ぱそ上に祀っています。
(隣は自分フィギュア。)