雪の金閣寺


珍しく、京都ぬるぬるブログの名に相応しい日記をupします!

元旦、大晦日に増して雪がつんもり。
I本さんに教えていただいた金閣寺ライブカメラを見ていたところ、妹(下)が、ナマ金閣寺を観たい! と言い出し、一緒に初詣へゆくことに。

こんな雪なのだから、誰も外に出てへんし混んでるやろ、と思いつつ行ったらば、期待はあっさり裏切られ、金閣寺駐車場には西大路通から車の列!
みんな考えることは同じやった!
そーだよね。正月に雪降ってたら、「雪の金閣寺だ!出かけるぞ」てなるよね。
金閣寺に来るのは三度目なのですが、来る度に予想を裏切る人の多さに、毎回「金閣寺ナメてた……」と思います。



そして人混みを縫って境内へ入ったらば、きらーりと見えてきました。




写真では何度も観たことのある雪の金閣寺
(背景の雪はもう溶けてしまっていましたが。)
実は毎年、雪が降るたび「雪の金閣寺を観たいなア」とは思っていたのですが、我が家から金閣寺までの交通手段は自転車が最適なのに、雪が降る→自転車では行けない というわけで、毎年雪の金閣寺未遂を続けてきたのです。
妹に車で連れてきてもらえて有難かったです。


凍えるカモ




鳳凰も寒そう








人々の中からは 「まさか雪の金閣寺を観られるなんて〜」 という声が聞こえ、雪の金閣寺ってやはり特別感があるのやなア、と思いました。

それにしても、金閣寺を観るたび不思議な気がします。
確かに美しいのですが、何かハリボテ的というか。
ハリボテ的な外皮で覆われていて内にあるはずの美に触れられない感じというか。
燃やした人の気持ちもこんな感じだったのでありましょうか。

京都最大の名勝地でありながら、妙に淡々としているのもなんか変。有難がれ!有難がれ!という感じがなくて、「はいはい、観光観光」という感じで。
いちおう初詣ということになるのですが、さまざまな国籍の者たちが一様に(われわれも含め)写真を撮ったり、SNSにupしたり、自撮り棒を振り回したりするばかりで、初詣感皆無でした。
案内の人が一応 「まずはお参りを、お参りを」 と、観光地でなく寺ですアピールをしておられましたが……。


別の角度から。




境内には、いたるところに雪だるまが作られていました。こんなに混雑する中、誰が作ったのでありましょうか。人間とは、雪あるところに雪だるまをつくる生き物……。



ゴースト的




陸舟の松にもずっしり





水鳥にょっきり





ちょっと小高いところからきらーり。実は、ここからの距離感で観る金閣が一番好きでございます。





帰りには雪も溶け始めていました。
出たところではいきなり土産攻勢が繰り広げられており、聖と俗の境目のなさに感嘆しましたのです。
妹はおみくじを引きに走り、「半吉」というビミョーな結果を手にしました。