はま寿司の司の中の「口」たちが「ゆ」のように泳ぐ(能動態の世界)

はま寿司に行きました。

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ひさしぶりのはま寿司でしたが、ロゴが新しくなったのですね。調べると2021年にリニューアルしたそうですが、とても良い!! この字体って名前とかあるのでしょうか。

 

※私は「初めてはま寿司に行った日」を覚えてまして、2015年夏に福井で。その頃はこんな感じでした。京都で見たことなかったのでテンション上がった。

 

 

特に「司」がなんかいい……見ててうっとりしてしまう。

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壁では、「司」の中の「口」たちがおよいでいました! 

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「は」あるいは「ま」の右下と考えることも可能ですが、なんとなく「司」の「口」であるような気がするので、口が生命(と眼)を得たものと考えたいと思います。ずっと、ひらがなの「ゆ」って魚みたいだな~~と思ってきたんですが、「ゆ」同士は向き合えないのがかわいそうだなとも思ってきました。「ゆ」と「口」なら出遭うことができますね!

 

休日のはま寿司は花粉症の時期の耳鼻科の待合室くらい混んでいたので、「はま寿司の順番待ちのためにモスバーガーにいったん入る」みたいな謎のひと幕もありましたが、無事開店時間内に入れてもらえました……。

 

紫甘だれと茶甘だれがありました。なんか違うの???

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天ぷらのお皿にも「司の一部魚(つかさのいちぶうお)」がおよいでました。涼しげでかわいい~~。
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今回の驚きとしては、いつものタッチパネルに加え、レーンの部分に「流れるタッチパネル」が装備されていたことです!

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私は、回転寿司に来ても、できるだけ注文をしないことを旨としております。回転寿司に初めて入ったとき(※もうけっこう大人だった)に感動したのは、座っているところへ寿司たちが勝手に回ってくる~~!! という受動性でした。受動的に、寿司との一期一会の偶然性を愉しむ……、そしてその先に、これまで見たこともない想像もつかないなんだか分からんがものすごくいいものがいつか流れてくるのではないか?という可能性への期待が常にある………それが回転寿司。

 

初めて回転寿司に行ったときに描いたインビュー日記:

 

12年前に回転寿司に行ったときにも同じようなことを語っております:

しかし!! 昨今、コロナ禍と寿司舐め事件により、どこの回転寿司もすっかり寿司が回転しなくなってしまった!! タッチパネル注文を使わざるをえなくなってしまった!! これじゃふつうに「回らない寿司」だよ! 不本意な形での! 不本意不回転寿司!

よって、はま寿司の流れるタッチパネルには、なるほど!こんな方法があったんや、回転寿司の生命である受動性を取り戻すために! と素直に感動したのでした………が……

 

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流れるタッチパネル、実際に触ってみたら、指でスワイプみたいなやつができてしまう!!

ふつうに能動的に見たい寿司を見ることができてしまう! 

それじゃ下のタッチパネルとの差異がないやん!!

上も下もどっちも能動やん!!!  淋しい!! 受動がほしい!!

 

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ところで、「これまで見たこともない想像もつかないなんだか分からんがものすごくいいものがいつか流れてくるのではないか」という回転寿司への期待を、最悪の逆方向で具現化してくれたのがチェンソーマンの最悪回転寿司回になります。私たちは回転寿司において、常に、大いなるカタストロフとの遭遇を期待しているのかもしれません。そうか??