万博建設予定地を見に行くの巻

先日、ふと思い立ち、例の万博建設予定地を見に行ってみることとしました。

南港から夢咲トンネルを通って夢洲へ入りました。

夢洲上陸は初めてです!

 

※これは10年以上前、当時まだ南港にあったzeppThe Birthday を見たときに撮った写真。シンプルすぎる案内表示の矢印の先の夢洲に、まさに世界の果ての夢の島のような幻想が喚起されました。

 

 

トンネルを抜けると建設途中の建造物のようなものや各種重機が見えてきました。これが夢洲かーー。

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なんか見覚えあるやつの横を通りすぎました。これはニュースで見たことあるアレでは!
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「万博北東ゲート」の文字。まだそれっぽくはなってませんが、ほんまにここに作ってるんやな~と(それはそう)。
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夢洲には、お店は一軒だけのようです。セブンイレブン夢洲店。

たくさん車やバイクが泊まっていましたが、仕事やお出かけで舞洲~咲州の通り抜けに利用する人ばかりらしく、建設予定地見物みたいな人はあまりいないっぽかったです。

入口の「くるぞ、万博」。大阪各地に貼られているやつですが、「本場の『くるぞ、万博』や~~!!」と思いながら撮りました。

もうこのキャッチコピー、「万博」がなんか禍々しいものにしか思えず逆に秀逸です。

 

セブンイレブン夢洲フランクフルト(そんな名前ではない・普通のセブンのフランクフルト)を食べました。

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周辺の様子をちょっと見てみました。

 

歩行者は誰もおらず、天候(寒い)も相まって寂寞とした様子……。ついついことさら寂寞とした写真ばかり撮ってしまいます。

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道が作られていました。

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夢洲、別に入っちゃいけない島とかではないし誰でも来ていいはずなんですが、こんなに人がいないと、まるで侵入してはならないところに侵入しているような、なにか悪いことをしているような気分になってしまい、無駄にビクビクしてしまいました。この日は祝日だったので、平日ならもっと工事の人がいたのかもしれませんね。

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そして、さっきチラッと見たアレ……。

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「世 界 最 大 級 の 木 製 リ ン グ を つ く っ て い ま す」
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ふええええ。コレが巨額を投じてアレしているというアレ!!

元旦から震災もあったのに、そんだけのお金があれば他にいろいろできるのに、……と人情としては思ってしまいますが、ここまで作ったら止めることができないらしいです。べつに頼んでもいないものを作り始めて止めることができないといわれても……という感じがしますが、うちらは頼んでなくても頼んでた人もいはるんでしょう。大阪に関しては未だに自分は「よそにお邪魔している」みたいな気持ちで、そのへんの事情はようわからんです。万博成功の暁には市民たちに還元されるといわれていますが、還元て何してもらえるんやろ? 市の施設のトイレがきれいになったりするんかな? そうか市民ってパソナのことなんかな??

しかし、万博絶対やる派と万博中止しろ派が争っていて、議論がわちゃわちゃしてさあ一体どうなる……みたいなのって、映画や漫画だと絶対「何か大きなことが起こってそれどころじゃなくなる」フラグなので、私は、万博以前に南海トラフが動くことを非常に恐れております。嫌だ!

 

 

このへんにパビリオンとかできるんでしょうか? まだよく分からなかったです。奥のほうにミャク野郎の看板が見えます。

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ミャクの奴の造形は非常に好きなので、彼が万博のキャラじゃなければもっと愛でられるのになア……と残念に思っています。

 

めっちゃ寒いのにガリ袋が落ちていました。
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今回の万博は、1970年の夢をもう一度、ということなのだと思います。1970年の万博は、その心ときめく様子をいろんな人の回想として聴いてきましたが、今回も万博はそうしたときめきがないように思います。イベント自体に魅力が感じられないからでしょうか、それとも、様々な理由からもう万博で盛り上がるような時代ではないからでしょうか。いや、1970年の万博も反対や批判はたくさんあったと聞くので、そもそも万博とはそういうものなのでしょうか。そして、単に私がときめきを感じていないだけで、ときめきを感じている人たちはめっちゃ感じているのでしょうか。そうだとすれば誰がどんなふうに。1970年万博に関しては、当時子どもだった人たちのときめきと興奮の思い出を聴くことがありますが、今回の万博は、子どもたちはときめいたり興奮したりするんでしょか。

 

 

夢洲は現在立ち入り禁止のところが多く、夢咲トンネルから夢舞大橋までのわずかな区間しか一般人は通れませんでした。夢舞大橋近くには、夢洲駅が作られてるっぽかったです。

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夢咲トンネルを抜けて再び南港へ戻りました。
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南港には「南港野鳥園」があります。以前から気になっていたのでこの機会に入ってみました。ひと気が無かったので、ここも廃墟状態なのか?と思いましたが、展望台に入るとバードウォッチャーらしき人たちが集っていました。展望台からは美しい海辺の風景が見えました。水鳥が飛ぶのが見えました。

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展望台は電気もエアコンもついていませんでした。節電? 大阪って、既存の施設も素晴らしいところが多いのに、それらはあまり顧みられてないっぽくてなんか勿体ないのではと思ったりします。まあよそもんの感慨ですけれど……。

 

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この日のパイロンは、大阪市港湾局パイロンです。

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