虫を食べる植物展に行ってきたよ



鶴見緑地公園の食虫植物展、この素敵なポスターを観てからずっと行きたいなーと思っておったのですが、今月行くことができて嬉しかったです。
ウツボカヅラさんたちの写真をたくさん撮ったので、ちょいと紹介させていただきます。



常設ゾーンの中にもところどころ食虫植物がましましているのですが、メイン会場はここ。円形の池(?)を取り囲んで、食虫植物がずらーり。





ウツボカヅラの袋の部分は、はっぱからつるでつながっているのです。
組織としては、はっぱの一部が発展したもの(?)ということになるらしいです。
袋に蓋がついてるのがお分かりでしょうか。この蓋のウラに蜜腺があり、糖度の高い蜜が出ていて(再現したシロップをなめさせてもらいました)、それで虫を引き寄せるそうな。
蜜には神経毒がふくまれているかも?らしいです。





ともかくも、蜜に引き寄せられた虫は、つるつるした縁からすべって袋の中へ。
袋の内壁は毛が下向きに生えていたりと、いったん落ちると二度と外へは這い上がれない仕掛けになっているのだそう(ひええ)。
袋の中は消化液で満たされていてそのまま溶けてゆくのだそうです。




草間彌生女史の描く無限の網のような、ネベンデス という高山のウツボカヅラ類。美しい!
ウツボカヅラっていろんな種があるのだということを今回知りました(総称だとは知らず一それで一種だと思っていた)。




真っ赤な脣のような、ウツボカヅラらしいウツボカヅラ。 ♪ 血の赤 滲んだような 食虫植物♪ という歌を思い出しました。




こちらはぽってりとした、やたら可愛いウツボカヅラ。




ウツボカヅラに囲まれて座れるカッコイイ椅子あり。ウツボカヅラの女王(って何?)になった気分や〜




撮影スポットとしては、食虫植物に食べられた気分になれる素晴らしい顔出し看板もあり!
♪どうせなら 花に食べられたいね〜 という歌もありましたね。




なお、この顔出し看板の素晴らしいところは、「背面もちゃんときもい」ところ。




ちょうどスタッフの方によるライブ説明があり、これがすごく面白かった!
実際にウツボカヅラの袋の中身を開けて見せてもらったり(けっこう大物が捕まってました)。
写真は、さまざまな状態の消化液です。
左の、色の薄いのは、まだ虫をとらえてない状態です。真水に近いので飲めるのだとか(でもちょっとねばっとしてるのだとか)。
真ん中は分泌し始めた消化液で、酸が強いのでなかなかの臭気。右の濃いのはもうゴキブリ溶けてる。



スタッフさんたちの語り口も面白く、その後にいろいろ質問に答えてくださったりと有難かったです!(連れがすっかりお兄さんスタッフのファンになり、なぜか前職やら個人的なことまで聞き出していました……)


ウツボカヅラだけじゃなくて、ハエトリ草もいましたよ!
ハエトリ草は中に感覚毛が三本生えています(この写真にも小さく写っています)。
これを二回触ると閉じるのです(一回じゃ閉じない!)。
ひとたび閉じたら一週間ほど開かないうえ、一生に五回しか閉じられないので、無駄に刺戟するとエネルギーを使い果たしてすぐに枯れてしまうそうです。




こちらはトリモチ系の食虫植物(名前忘れた)。ねばねばが水滴のようで綺麗。




*******


咲くやこの花館、食虫植物以外にも、珍しい植物がいっぱいでした!
写真は撮ってないのですが、名前のみ知っていた「奇想天外」も見られましたよ!


南国の赤いやつ




私がアイコンに使ってる花。




群棲してました。




ふわふわ棒




葉っぱでかい!全長=私の身長くらいあった! バナナ!!




そして……今回最も衝撃を受けたのはこれかも。あかちゃんパイナップル! パイナップルってこんな生え方なの……!?




*********

素敵なポスターと同柄のポストカードもいただきました。
パイナップルペンギンにもたせてみました。