花の咲く季節にそれはよく似てる


まめ子とよく行く公園に行きましたらば、いつも春の初めに咲く小さい花が綻んでいました。
今年もまめ子と春を迎えられたことを嬉しく思いました。








まめ子の近況です。
まめ子は倒れた日以来、高い段差が上れなくなりました。(最初のうちは果敢にチャレンジしていたが、何度か失敗してトラウマになった模様。) 公園に行くとベンチに乗りたがり、以前ならひょいと飛び乗っていたのですが、だっこしてよいしょと乗せてやらねばなりません。
お医者さんによると、神経症状ではないが、後遺症で足腰が弱ったようです。
また、おさんぽ中、何もないところで転ぶようになりました。転んだ後、「なんで?」 という眼でこちらを見上げます。

犬が自分より先に老いることは、犬が来たときから分かってはいましたが、実際こうして老いゆく犬を前にすると、犬を若い頃に巻き戻してやりたい! などとつい思うてしまいます。
少し前は転んだりしなかったのに、と過去を思い返したり、来年の春も犬と過ごせるだろうか、と取り越しかなしみをしたり。
が、当のまめ子といえば、転んだ次の瞬間には元気にえさをねだったり、ぐむったり。
で、 おお!犬は今を生きている! 人情は、過去や未来にとらわれすぎだ! とはっとするのでありました。






私が写真を撮ってる間に寝てしまいました。
晴れた日の、お外ごろんは健在です。




これはベンチの上で。
大きな樹のもとのまめ子。




まめ子はいまは、室内のまめ子スペースで一日の大半をすごしています。以前はよく、家の中を探索してねずみを追ったりしていましたが、最近はそれより寝ていたいようです。
しかし動かないわりに3kgも痩せました。あんなにぼよんぼよんしていたのが、やや骨っぽくなりました。抱っこしやすくなったのでよかったですが(倒れたときは20kg近くあった!もう抱き上げられなかった)、少し心配ではあります。
とはいえ食欲は変わらずです。「おさんぽ!」の声への反応は鈍くなりましたが、「かさかさっ」(えさ袋を開ける音)音への反応は依然鋭く、よたよたと立ち上がり、てってっと食べ物をねだりに来ます。
先日、ずいぶんとぐったり横たわっていたので、大丈夫なのか?しんどいんじゃないのか? とずいぶん心配したのですが、われわれが食事を始めるや否やシャキっと背を伸ばし食べ物ねだりを始めたので、もう心配してやるものか! と思ひました。



ユキヤナギの影が、冠みたい。



天然の冠。