最初の桜の季節の思い出


春ってなぜだか犬の匂いがします。

春になってから、よくまめ子を思い出します。
ぽわぽわした空気の中に、犬を感じ、桜が咲いているのを見ては、「ああ、まめ子の桜だ」「ここもまめ子と来た」と思います。

最初の春のことはよく覚えていて、それまでは春が来ても、ひとりでなんだか淋しかったのですが、「今年の春は犬と一緒だ!いっぱいおさんぽするんや!」とめっちゃテンション上がったのでした。

最初に桜の中をおさんぽしたのは、2006年3月。
鴨川沿いで撮った写真が残っています。



まだ六分咲きくらいの桜と、なんだか哀愁を湛えたまめ子。
ぴよんと上がったハンパ丈のしっぽが可愛いです。この頃はまだ痩せていたんですねェ。





友愛について考えるまめ子。





黄昏時の川端通りを見つめるまめ子。





桜の下でセルフタイマーで撮ろうとしたんですが、まめ子が見事に尻を向けてしまったのだと思われます。
いろいろ残念な一枚ですが、今となっては良き思い出であります。




もうちょっと咲いた頃の鴨川。桜に黄色いお花や白いユキヤナギも咲き乱れてとても綺麗……なのですが、やはり尻です。