謎の紙切れ(無知の生涯)

もう何年前のことでしょうか、町を歩いていたところ、キリストのような髭を生やしたおじさんに ギリシャの言葉、宇宙がなんとかかんとかっ」 と言われ、小さな紙切れを渡されました。
なんかのチラシを小さく切って作られた紙切れは、二つ折にされており、そっと開くと、こうありました。




また別の日、町を歩いていると、人々が避けて通っている一角があり、何かあるんかと見てみたところ人々の避けて通っている中心に、あのおじさんがいました。
そして、やはり紙切れを渡されました。



DEVIL(第二宗教)………なにやら禍々しげですが、REALIZE の下の「(〜を悟る)」という書式は、受験用英単語帳みたいでほほえましいです。筆跡も生真面目で、好感が持てます。
その後、なぜか町に出るたびにそのおじさんに遭遇し、遭遇するたびに紙切れをもらいました。


これは「無知の生涯」の色違いverです。




こちらは、文字は「3行」というひとことのみ。シリーズ中最も謎めいています。




これもおそらく同じ人からもらったものだったと思います。他のものと違い、慌てて破りとられたかのようなまったくの切れ端に書かれていることを思うと、緊急のメッセージだったのかもしれません。しかし意味はわかりませんでした。「タッタタ」。




ぜんぶで4+1種類もっています。(携帯電話は大きさ比較のため並べてみました。)




もう十年近く前のことですが、それ以降、そのおじさんに遭うことはなく、これらのメッセージの意味も謎のままです(遭ったところで謎のままであろうとは思うが)。 しかし、なんとなくこれらを見ると元気が出てくるので、捨てることができず、ちゃんと折り畳んで今でも手帳の最後の頁に挟んでおります。