美山かやぶきの里に行ったよ

ちょっと前のお出かけシリーズです。

 

なかなか行けなかった美山茅葺の里に行きました。

両親と行きました。

最近なかなか両親とゆっくり出かける機会もなく、休日が合ったかと思えば雨だったり、出かけたかと思えば必要な買い物だけしてすぐ帰らねばならなかったり、突然父親が行先を変更して目的地にたどり着けなかったり(※父は相談なく突然目的地を変えるなどする)していたので、久々に、気持ちのよい休日に(京都市近郊ではありますが)ちょっとした遠出ができてよかった一日でありました。

 

 

美山は何度か来たことありますが、茅葺の里は初めて。

ここのこの角度、よく観光写真で見るやつかな? 

観光写真はだいたい雪景色か桜や紅葉の季節ですが、特になんにもない季節でも美しいですね。

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ここで両親の記念写真を撮りました。子供の頃、両親が少し仲良さそうにしているとなんだか嬉しくて、お出かけなどすると自分はやたら二人の写真を撮ろうとしていたことを思い出しました。

 

ふもとの商店。営業はされていないのかな。

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ふもとの地図の一部。手描きのタッチとマムシの台詞がなんかいい。

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この日は、シーズンオフだからか、既にコロナによる観光客減が始まりつつあったのか、人が少なく散策には快適でした。観光シーズンには人ぎっしりなのだとか。

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辻のお地蔵さん。お服がカラフルでかわいいね。

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「ありがたや 立道すじの 地蔵尊 誓いも固き 石のお姿」

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可愛い黄色い植物。母は花が好きでして、「なんていう名前かネットで調べてくれ」というので、Greensnapというアプリ(植物の写真をupすると教えてもらえる)で調べました。ミツマタっていう植物なんですね。

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まるでこういうテーマパークみたいですが、ここは茅葺が現役で、ふつーに生活が営まれているのがすごいなあ。奥の建物は資料館だったと思います。

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集落の両端の丘に神社がありました。神社のふもとにヤギさんがいました。

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里には水路が流れていて、サラサラとせせらぎの音に心和みました。日頃バタバタ暮らしておるとなかなか水の流れる音って意識しないので、ええもんやなと言い合いました。

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大根の収穫をしているおじさんとお話しました。

どっさり積み上げられた大きな大根に「豊作ですか?」と声をかけると、「採れすぎや」とのことでした。

 

ふもとのお店で蕎麦を食べました。なんとなく入ったお店でしたが、思いの他美味し!

鯖街道のひとつが里を通っているからか、鯖蕎麦が名物なんですが、これが大変美味しかったのでした。美山牛のしぐれ煮も頼みました。容器が茅葺屋根の形になっているの、分かりますでしょうか。

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我が家はわりと長生き家系ではあるのですが、去年、親の親の代がついに全滅してしまい、以来、親とも、これまでの時間よりこれからの時間のほうが圧倒的に短いのであるな、ということを強く意識するようになりました。「家族」というものに関してはいろいろ思うところがあるし、実際いろんなことがありましたが、個としての親と親には慕わしさや有難さの気持ちが現在は強いので、こうした時間がまたもてるとよいなと思うのであります。この少し後には、諸々の用でバタバタし始め疫病騒ぎも本格化し始めたので、このときに出かけられてよかったなア、と思います。

 

 

帰り道に、「蓮如の滝」というのにも寄りました。

私の写真が下手なせいであんまり伝わりませんが、見事でした。

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私は見えなかったのですが、中腹にパイプのようなものがあるのを、視力がめちゃめちゃ良い父が見つけ、地元の人に尋ねると、山の裏側の家々はここから水を引いているのだということでした。

父の視力の良さは異常で、障害物さえなければ七条通から松原通が見渡せたのだそうです。ほんまかいな、おかしいやろ。

 

 

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