週末の街は、例の自粛による閑散に加え、冬に戻ったような気温と雨で、なんとも終末感漂う週末でした。
あの雨で京都の桜も散ってしまったかな?
そんなわけで、ひっそりと去り行くスカスカ京都の春を惜しみつつ残りの写真をupします。
まず、京都市内でも有数の観光写真スポットと思われる白川沿いのこの通り。
人のまばらな中、柳に桜が散りかかっていました。
例年この季節は、観光客と前撮りカップルたちでチャリ走行不可能となり、別の道を通らざるをえないのですが。(それでも春の初めまでは前撮りカップルもいたんですよ。数日、数週間ですっかり世界は変わってしまったのだなあ。)
去年は通行規制で警備員さんの怒声が響いていた繩手通側もこの通り。ここの花吹雪は本当に綺麗。ここに誰もいないのは、幻想の世界に迷い込んだような気持ちになります(大袈裟かな)。
よしお(仮)は元気でした。凛としたお姿。
白川沿い、縄手を東へ入ったところのお地蔵さん。
さらに白川をゆくと、知恩院付近に出ます。
門の奥に見える春の東山がきれいだったので撮りましたが、ここも普段なら、立ち止まって写真を撮れるようなスポットではないよなあ。
北上し、白川から平安神宮。ここにも水鳥がたたずんでいました。
枝垂が有名な平安神宮も今年は人少なでしょう。
こちらは夕の高瀬川です。
観光客はいなくとも、ささやかなライトアップ(というほどでもない)は行われており、延々と続く桜並木が照らされていました。感染予防はそら大事やけど、なんでも自粛しちまうんでなくて、行き来する地元民の目を楽しませてくれる、こんなライトアップはあってええやん、と思うのですが。
鴨川沿いの宵もきれいでした。川端御池のあたり。
五条大橋の西から。
この日はスーパームーンの前日で、東山にかかる白い月がとてもきれいだったのでした。
人間社会がバタバタしてても月の満ち欠けは変わらず続くのだ、と、やはり月並みな(月だけに)ことを考えたのでした。
そんなこんなで、スカスカの春をそれなりには愉しんだわけでございますが(混雑がないという点では例年以上に快適に)、やはり大掛かりなお出かけや友人らと集っての花見はできず(毎年そんなにしているわけでもないが)、せっかくの良い季節であるのに鬱々するなあ、勿体ないなあ、という気もするわけでありますが、よく考えたら毎年、何らかの事情や何らかの病でせっかくの春なのに鬱々していたり愉しめなかったりする人は、疫病と無関係に存在してきたのですよね。