京都の春の一日

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京都にて諸々の用事を果たし、昨年度は年度末まで出し忘れていた(本来もっと以前に出すべき)書類をなんと年度初めに提出するなど偉業を達成しがてら、あちこち自転車で巡り春を愉しみました。

 

 

川端通り。七条・五条あたりは早咲きが多いのですがまだ咲き残っていました。

雪柳の白との競演で目が醒めるよう。

 

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カモたちも陸に上がってました。

あたたかいとき、よく川辺でふっくらしてるよね。


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鴨川四条上ル。晴れの日は北山が青く見えて川面が鏡面のよう。


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冷泉通。私は冷泉通疎水沿いの桜が京都市で一、二を争うくらい好きであります。

というか疎水が好きなのです。

疎水は子供の頃よくテントウムシの餌を取りにいきました。疎水の藻のような匂いは懐かしい匂いです。


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ソメイヨシノじゃないやつも可愛い。


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水の紺碧と東山の濃緑に桜色が映えるのが好き。花筏には少し早かったですが、この数日も後には水も地面も一面ピンクになったのでしょう。その後東山は五月の緑になるのでしょう。


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そして高野川。

高野川の桜も好き。賀茂川に較べると花見スポットとしては地味かもですが、そこが好きです。


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見事な子。

写真は撮っていませんが、この樹の下を犬が歩いていてとてもよかった。


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今は名前が変わったようですが、「カナート洛北」と呼び続けたいと思います。

 

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どうでもいい話なのですが、よく夢に、「北大路の高野川と賀茂川の間のカフェ」が出てきます。架空のカフェなのですが、この日夢に出てくるのと似たお店を見つけてわわー!となりました。入ろうと思ったら定休日で残念。

 

更に北上すると野性味を増す高野川。


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山端のほうにも行きたかったけれどこのあたりから西へ。

 

松ヶ崎の疎水。ここも好きなスポットです。


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素朴で静かなスポットなのが好きなのですが、この日はなにやら撮影の集団が来てはりました。


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再び北大路を出て賀茂川を北に望むと半木の道がひときわ紅色。


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賀茂川もここから見る東山も諸々の思い出があり、長年の重層記憶であるだけにそれは良き思い出ばかりではないですが、それでもやはりここの景色は好き。


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とはいえこれだけ桜を見るとさすがに食傷、とまでいかんでも満腹してきますね。

北山まで上り堀川通を下りました。堀川沿いの小さな散歩道も、大通りの端でひっそりしていて良い風情です。


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何km走ったかわかりませんが(チャリアプリを入れていたのだが不具合で記録されなかった)さすがに疲れて休憩したくなり、そういや近くやんと思い立って一条通の Cafe1001さんへ行くことに。

1001さんは以前ナメちゃんとチョコミントパフェを食べたカフェ。チョコ民党の聖地といえますが、桜のお菓子もあって、桜風味の好きなわたくしめはそちらも気になっていながら、春に来れると思っていなかったのでした。わわーい!

 

桜のチーズケーキです。


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ケーキと静かな時間を味わっている間、お店ではサニーデイ・サービスが流れていて、それもこの季節にぴったりでよかったなあ。

 

お手洗いに私も好きなタイプの犬ばかりがいました(これ、かつて集めてました)。

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更にその後、会期中に行けるかな? と思うていた文化博物館の展示「挑む浮世絵 国芳から芳年へ」をすべりこみ鑑賞。混んでるやろかと思いきや、平日だからかゆっくり観ることができました。全点写真撮影可で、「英名二十八衆句」がすべて展示されていたのがよかった。英名二十八衆句コーナーには、こんな↓配慮も(しかしショートカットした先もそこそこ怖い)。

 

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やはり「鮟鱇をふりさけみれば厨かな」が一番好きです。もちろん現実の流血は嫌ですが、なぜ人は血みどろ絵に癒されるのでしょうか。まさに「血濡れ事」です。で、高瀬川の花吹雪。これも数日後には花筏に。


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