大文字パイロンと秘境の発見

ゴールデンウィークは、法事&バイト&法事&バイトって感じで、特にいつもと変わらず過ごしました。
が、ひとつレジャーらしきこととして、大文字にのぼりましたよ
大文字にのぼるのは、子供の頃以来です。
子供の頃は親戚と登ったのですが、なぜかわたしは崖っぷちすれすれを歩いてしまって落っこちそうになり、引き戻しても気がつくと崖っぷちを歩いているので周囲がひやひやした、という記憶があります。
その後の人生を暗示しているかのよーですね☆


その大文字で出会ったパイロンです。
わたしのよーな崖っぷちっ子防止のためか、崖側に並べられていました。




「大文字保存会」はNPO団体らしいです。
いたるところに大文字保存会による看板などがありましたが、
「火気厳禁」 とか書かれていて、大いなる矛盾に笑いました。





パイロンの背後に見える白い袋は、害虫にやられた樹木の死骸です。
これが大量にありました。死屍累々です。




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さて、見晴らしのよいところへ。
これは「大」の字の横棒の部分です。
普段なら京都の街がモットよく見えるのでしょうが、この日は黄砂でぼんやり。
でも鴨川や大学がハッキリ見えた。





みんなここ(横棒)でくつろいでしまっているのでなんとなくここがてっぺんのような雰囲気ですが、山頂はもっと上。
ここからはあまり整備されていない山道になります。
それを30分ほど登ったところがやっと三角点。
大文字って、左京区のイメージですが、山頂は実は山科区なのでした。









山頂の木にかけられていた登頂記念板。
大も犬も太もいますな。
大を燃やせば死者の魂が、犬を燃やせば犬の魂が、太を燃やせば太の魂が、
送られていくのでしょう。
ちなみにわたしは母に、「死んだら大文字から灰を撒いてくれ」 と頼まれています。
大文字の大のあたりから左京区を見下ろしたいそうです。
まさに、われわれにとっての大文字の他者になるわけです。
ていうか、骨壷もって登山はきついな……。


帰り道は、大の字に沿って下山しました。
これは大の右のはらえの部分。
この、はらえの下の細い道をずっとゆくと、哲学の道に抜けることができるのですが、銀閣寺側のメジャーな道とは違い、えらい茨の道でした!





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そして! その山道を抜け、下界に出たところで、謎の「大文字温泉」を発見したのです。が、そのパラダイスぶり!
謎の神社(?)が旅館に併設されているのですが、明らかにパラダイス(桂小枝的意味での)ムードが醸し出されていました。
とりあえず写真をupしておきます。詳細をご存知の方、お教えください。




矢留鬼不動明王ってなんだ?






デロリ布袋…!






左は水子供養なのでしょうか。それにしても動物多すぎ。






つながれた偽犬。