悲しき牛パイロン

京都、美山は乳製品が名産。

美山の道の駅にて、この気合いの入った顔出し看板を見てください。

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牛バイク!かっこええ! 牛にタイヤがついてる!

隣の、美山牛乳せっけんをフィーチャーした手洗い台も可愛い。背後のミルクタンクも可愛いよ~。

 

そして、お気づきでしょうか、右奥に何の変哲もない白いパイロンがあるのを。

しかし私は確信したのですよね。

 

ゴミ箱もこんなだし、


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このパイロンも、かつてはきっと牛だった! ということを……。

 

果たして、寄りで見てみましたら、

……やはり!!


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わずかに残る黒い付着物の痕。

彼ももともと、牛グッズの一員としてこの牛空間に調和していたのでしょう。

今や、牛の痕跡を一部残すのみですが、私は分かるよ……! 君がただの白いパイロンに姿を変えてしまっていても! 牛の声が聞こえるよ! それにしてもなんでこの子だけ斑点を剥がれてしまったのでしょうか。ゴミ箱も手洗い台も完全体なのに。

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こちらはパイロン収集を始める前の写真ですが、長野(正確な位置は覚えておらず)の牧場の牛パイロン(完全体)です。19年前の日付ですね。パイロンへの興味の萌芽が分かります。

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