空也とゆめゆめ
こんにちわ。今日は秋晴れでした。
とつぜんですが、最近、空也に会って空也ファンになりました。
空也はすぐ近くにいながら、まだ会ったことがなかったのです。
(ひょっとしたら小学生くらいのときに会ってたかもしれないけど、記憶にない。)
先日みうらじゅんの話を聞いたのと、生徒と仏像の話をしたのとで、思い立って、六波羅蜜寺にいってみたのですが、六波羅蜜寺すげー!!!
宝物殿に何時間いても飽きないとおもひました。
空也は、或る角度から見ると目が光っています。水晶眼なのです。
その眼が、口から出てるアレを見ているようでもあり見ていないようでもあり。
で、空也さんは、じぶんの口からアレが出てることを知ってるのかな知らないのかなとか考えた。
音声って、ふつうは、発した瞬間蒸発して残らなくなるものなのに
(だから証拠を残すためのレコーダーとかが要る)、
それが仏様の形を成して出てくるとか!そんな表現が遠い鎌倉時代にあったとか!
とおもうたらなんかむねが ぢぴーん とした。
垂れた乳をもつ脱衣婆像もよかったです。
ちなみにこれは受験生のころ描いたもの。空也・ぬらた化ver。
日本史で、仏像の名前とかを覚えんとあかんかったので、
顔と体型をじぶんにして描いて覚える、という勉強法をしてたのでした。
☆ ☆ ☆
さて話変わって。
友人から、素敵な絵本をもらいました。
『ゆめゆめ』 (絵・杉本あかり/文・あさどまお びー玉絵本シリーズ)
隣に並べたケータイ電話と比較していただけば分かりますが、てのひらサイズのまめ絵本です。
大阪市のギャラリーびー玉という画廊で売られています。
こういう企画で作られた絵本だそうですが、あさどさんの文章(――といっても、詩のようにごく短く、でも良く練られた文章――)と杉本さんの絵がよく調和して、表紙のブルーもぴったり。
杉本さんの絵は、びー玉のサイトでも見られます。わたしは初めて観たんですが、いっぺんで気に入りました。
この絵と文章が合わさって、太古の深海を思わせる絵本になってます。
そう、カンブリアとかの。
ときどき眺めようとおもいます。