海岸パイロン/春の海







須磨で電車を降りて、海をみにいったよ。
のたりのたりとした春の海は、ひとけがなくて、ちょっと哀愁。
下から上に白から青、西から東にピンクから青、のグラデーションがきれいでした。

埠頭的なとこに三角座りで黄昏たのちしばし浜を歩いていると、海岸パイロンに遭遇。









さすが海水浴場パイロン。はやくも浮き輪をつけて浮かれモードです。

でもやっぱりひとりぼっちでさみしそう。春といえど海はまだ泳げる温度ではありません。
もうぢき、夏が来たら、浮き輪仲間がたくさん来るからね。
それまで元気にしているのだよ。


ところで、わたしは、海のないまちに住み続けているため、海辺は何もかもものめずらしく、むやみにはしゃいでしまいます。
そして、お約束として、必ず貝を拾って帰ってしまうんですが、これまで拾った貝たちが、べつに捨てたわけでもないのにいつのまにかひとつ残らず家に見当たらないのはどういうわけなのでありましょう。
今日は、浜に(ごみといっしょに)打ち上げられていたヒトデ(の死んだやつ)を拾いました。





帰って、まめ子に香りを嗅がせてやりました。
まめ子も海には行ったことないのです。
まめ子よ、これが海(の香り)だよ。


まめ子は、ひととおりふんふんした後、ヒトデを喰おうとしてました。