姫路の商店街にて。
商店街の柱に、無造作に貼られた、いかにも手作りらしい素朴な鳥居ちゃんです。
一般的な鳥居ちゃんより、柱の角度がすこし強めですね。
何らかの理由(立小便されるとか勝手にものを置かれるとか)でここに貼られたのでしょうが、注意書きや監視カメラでなく、「鳥居を貼る」という行為が選ばれた過程、そこに残る呪術の心が面白いなあといつも思います。それなのにゴミ袋を放置している者がいる!?
姫路の商店街にて。
商店街の柱に、無造作に貼られた、いかにも手作りらしい素朴な鳥居ちゃんです。
一般的な鳥居ちゃんより、柱の角度がすこし強めですね。
何らかの理由(立小便されるとか勝手にものを置かれるとか)でここに貼られたのでしょうが、注意書きや監視カメラでなく、「鳥居を貼る」という行為が選ばれた過程、そこに残る呪術の心が面白いなあといつも思います。それなのにゴミ袋を放置している者がいる!?
最近のおすすめ漫画ですが、珍しくジャンプ漫画にハマっています。先日はつらみ師とチェンソー合宿までしました。未来最高です。
最新刊、表紙の絵もいいが帯の煽りもかっこいいすね。↓
『チェンソーマン』、あねや、当ブログでお馴染みさーもんさん(つらみ漫画の師・床寝)を初め、周囲の人がやたら話題にしていたので、私も皆の話題についていこう、と読み始めたのですが、こりゃおもろい!
まずは、ポチタがとにかく可愛いのと(まめ子~~)、台詞回しがひどくて最高なところにハマり(好きな台詞はたくさんあるのだが……引用するときりがないので割愛)、2周目読むと1周目では分からなかった謎や伏線に気づいて更に面白くなり、3周目読むと更にキャラクターたちの造形の魅力に気づき…… というように、再読するたびに面白くなっていったのでした。ちなみに中村が好きです。
物語が進むとともに漫画表現として斬新な表現が次々現れ、最新刊(8巻)は「なんだこれは!? 何を見せられているのか?」という、楳図かずお『神の左手悪魔の右手』『14歳』以来の感情を味わうことができました。聖書やキリスト教の知識がある人なら更に面白いのかなあ。とはいっても、前衛的な一方、ベタな少年漫画みもあるのがまた良いです。可愛い女性キャラ(しかし全員やばい)、裸で夜のプール(しかし…)、アンチヒーロー的でありつつお馬鹿で痛快な主人公(しかし…?)、などなど。
単行本未収録分は、「つらみのインフレ」(c:さーもんさん)が起きておりかなりつらい状況ではありますが、同時に「これ表現として作品のピークでしょ」と思いきやまた更なるピークが現れる、というグルーヴに飲み込まれもし、それもまた新展開を迎えつつあるようでこれ一体どうなるんや…… 私はずっと単行本派でしたが、つらみ師の布教により今週を以て本誌派になりました!
私は、漫画は、既に完結したものや「過去の名作」的なものばかり読んできたので、こうして「現在進行形の作品をたくさんの人とドキドキしながら読む」体験自体がレアでして、それ自体も楽しいですな~。ネットでファンの考察や謎解きを見たり、昨今のつらみ展開に、ジャンプ発売日になると読者がSNSで悲鳴をあげ「何も見たくねぇ」「今週は誕生パーティー回だったね楽しかったね」「金玉蹴り大会に戻りたい」とか口々に言うのを読み、そもそも金玉蹴り大会ってなんやねん、なんでそんなもんがノスタルジーの対象やねん、と思ったりする、そういうところも含めて良いのです。大会の件は読めば分かると思いますのでぜひ。皆様の未来も最高でありますように。
昨日は、まめ子を拾ってから15年目の記念日でした。もう15年経つのか、というような、まだ15年前なのか、というような気持ちです。まめ子の形は現世からはなくなっても、まめ子は、「ああ、まめ子だなあ」としか感じようがありません。永遠に、ちょっと間抜けで、心優しい一方ちょっと偉そうで、ちょっと情けない犬でありつづけています。
(2009年夏、周山へおでかけ写真より)
***
とはいえ、5年も経ちますとやはり、まめ子を思い出そうとするとき、まめ子の個性が捨象され抽象的な「犬」として思い出してしまっているときがあります。可愛く天使のような「犬」という概念の一部としてまめ子をイメージしていることに気づき、「いや、違う違う、奴はもうちょっとこう、野性の匂いをまとい生々しい生き物だったはず……」とイメージを修正するなどします。
今日はそんな、まめ子の野性味を示す一面であった「ぐむ」のことを書いておきます。「ぐむ」とは我が家における犬用語の一つです。
まめ子は、我が家に彷徨いやってきたとき、出血していました。まめ子は定期的に生理があったのでした。ちょうどそのとき私も月経期間であり、そんなこともその初対面の犬になんとなく心を寄せる一因であったと思います。
生理があったということは、まめ子は去勢手術を受けていませんでした。今は、ペットに避妊手術を受けさせるのが主流であるのかもしれませんが、その後もまめ子に手術はさせないままでした。犬のいわゆる「生理」は、人間のそれとは違い、発情期の前期に当たるのだそうです。その発情期に見られる行動を、我が家では「ぐむ」あるいは「ぐむり」と呼んでいました。その際まめ子が、「ぐむ、ぐむ」というような、普段出さない声を出したからです。
最初にぐむり行動に接したときは、犬知識が皆無であったので、何事か分かりませんでした。我が家に来て3か月頃だったでしょうか。普段まったく人間に進んで近寄ろうとしないまめ子が、急に人間の足に擦り寄り「ぐむ、ぐむ」と言いながらしがみついてきたので。更に普段しない甘噛みをしながら爪を立てられ(小型犬ならなんてことなかったのでしょうが)けっこう痛い! 慌てて引きはがすと、淋しげな眼でこちらを追っており、それも普段のまめ子のしない眼差しでした。
それまでクールな犬だとばかり思っていた我々は、初めて見る野性的な姿に少しショックを受けたのでしたが、それはそういうもので周期的なものだと分かってからは、ぐむりを受容し付き合えるようになりました。といって、脚は傷だらけになるし、特に背丈のない私はまめ子を上手く引き剥がせないので大変は大変でした。引き剥がしたら引き剥がしたで切ない声で鳴かれるので、耐え切れず脚を貸したりもしていました。おさんぽ中に外で突然ぐむりが始まると手に負えず困り果てたりもしました。突然うるんだ目でこちらを見上げ、普段舐めない舐め方でペロ…ペロ…と足を舐めてくるのがぐむり開始の合図でした。
まめ子はときどき、出血中以外にもぐむり始めるときがありました。たとえば、おさんぽ中にひなたぼっこでしばらくぽかぽかしたのちに歩き出すと、突然ぐむり始める、など(ええ按配に身体が暖かくなったしなんとなく、みたいな、人間の発情と同じメカニズムなのでしょうか??)。そうなると、最大20kgの動物が歯と爪を立てながら足に絡みついてくるわけで、たいそう難儀しながら家まで帰らねばならないのでした。まめ子のリードを持ちながらまめ子から逃げる、という矛盾した芸当をしなければいけなくなったり、道行く人に笑われたり、転んでしまったり(私が)、どうしようもなくなって暴れるまめ子を抱えて帰ったり……。
今日、「まめ子はいつまでぐむってたんやろう?」とふと思い出し、昔の記録を辿ってみましたらば、死の直前までぐむっていたことが分かりました。まめ子が逝ったのは11/29。その2、3週間前の日記に――この頃既にだいぶ元気がなかった頃だと思いますが――、「ぼっこ(※ひなたぼっこの意)から引き返そうとすると、物足りなかったのかぽかぽかしたのかなんとぐむり始めた」「ぼっこをし、あたたかくてむにゃむにゃしているところを頭を撫でると目を細めた。落ち葉を頭に乗せて写真を撮った。帰ろうとするとまたぐむり」という記述がありました。大変でしたが最後までおまめ様にぐむられていたのは、幸せな飼い主だったといえるのかもしれません。そのときの散歩の写真をupしておきます。(この状態から立ち上がった後ぐむり始めたわけです。)
先日、梅田に行ったらば「しろたんカフェ」がLINKS内にお目見えしていたので、入ってみました。
普段は普通のおしゃれなカフェのようですが、期間限定でしろたんとコラボしているようです。
こうした期間限定コラボカフェって、あまりファン心理を尊重してくれず淋しい思いをすることもありましたが、ここはカウンターで回転ずしのように各種しろたんが回っていて、店員さんが「しろたん好きならこちらの席がおすすめです!」とわざわざ案内してくれて嬉しかったのでした。メニューはちょっとお高めでしたが、次々しろたんが流れ来る夢のコンベヤを眺められて満足しました。
目の前の光景がかなり幸せ。動画も撮りました!
しろたんパフェを頼みました。夏っぽいフルーツやココナッツが入っていました。
連れが頼んだ飲み物。しろたんキーホルダーがついてきました。
メニューブックが可愛い!
しろたんは色んなものに擬態するのが可愛いですよね。だるまのしろたん、コロンとしてて気に入りました。
入口には長いしろたんが。一緒に写真を撮ってもらいました!
***
ところで、食べながら思い出を語っておったのですが、現在、しろたんを展開している会社・クリエイティブヨーコの主力は、いつしかしろたん及びペット用品になっていましたが、私が出会ったのは、「マザーグースの森」時代だったのですよね。企業情報を見ると、「マザーグースの森」というブランドは今はもうないのでしょうか? ぴよちゃんたちの時代が、一番馴染みのある時代です。
マザーグースの森には思い出があります。
昔、親戚のおばさんがマザーグースの森のある店舗の店長をしていたのでした。
忙しい人だったので滅多に会うことはなかったのですが、子供の頃など、正月や盆に親戚が集まる機会があると少しの時間だけやってきて、子供の数だけ大きな袋を置いていってくれるのでした。袋にはマザーグースの森のグッズが山盛り入っていました。ずっと幼い頃にもらったものは、どんなキャラがいたのかもうあまり覚えていないのですが、印象的なのはやはりぴよちゃん時代です。90年前後から90年代後半にかけてがぴよちゃん全盛期だったと思います。(調べてみるとぴよちゃんは1988年生まれ、98年に一度リニューアルしておでこが短くなったようです。)
ぴよちゃんの他に、ぷんくま、うさちゃん、マンボウ、などなど。みんな大好きでした。おばさんからもらうだけでなく、この頃になると自分で買ってもいました。当時京都駅に店舗があったのだったかな(たしか)。妹の十三参りのお祝いに、おばさんがグッズをたくさんもってきてくれたのですが、妹と間違えて私(当時20歳・よく中学生に見られていた)に渡してくれた、という思い出もあります。結局私の分もくれました。「ええー、お姉ちゃんもうハタチなん、ほなこんなグッズもう要らんよねえ」と謝られましたが、そんなことない!と思いました。マザーグースのグッズは、どこか懐かしさがあり、子供の頃に身近にあったぬいぐるみやおもちゃを思わせました。というか、子供の頃に「ほしいなあ」と思っていたものたちに似ていたのでした。
親戚の中で、いわゆる「働く女の人」というのはそのおばさんだけでした。いつまでも身綺麗にして、きちんとした服を来た姿は、まったりした一族の中では少し異質で緊張してしまうような、憧れるような、そんな感じでした。そういえばいつももらうグッズに書かれている「クリエイティブヨーコ」の「ヨーコ」というのは、おばさんのことなのかなあ、名前が違うけど、と思っていたこともありましたっけ(社長と店長の区別がついていなかったので)。
おばさんは、もうずいぶん前に、まだ若くして病気で亡くなりました。その後、店舗もなくなってしまい淋しく思っているうちにマザーグースも、マザーガーデン、ペットパラダイス、そしてしろたんショップなどに姿を変えていったのでした。
というようなことを思い出して懐かしくなり、実家に帰った機会に、家にあるマザーグースのグッズを探してみました。現役のものもいろいろありました。
ぴよちゃんのぬいぐるみ2種。この形は98年以降のぴよちゃんです。まあるくてなんとも可愛いです。
未使用のグッズもありました! これのぷんくまverを、レシート等入れるのに使っていたような気がしますが見つかりませんでした。
あー懐かしい! おでこが広いころのぴよちゃん!
メモレターです。子供の頃はこういうファンシーグッズが好きではありましたが、お小遣いが少なくてあまり買えなかったので憧れでした。
大事に使ってたようでまだだいぶ残っています。これから使おうかな。
これはおそらくぴよちゃんたちより更に前の代にいた「カメ」ですねえ(キャラ名不明)。お天気のはんこになっています。(まだ使えるのか?)
この子のお財布ももってた気がします。この代のマザーグースについてはあまり記憶がないので、知ってる人教えてほしいです。
うさちゃんのカンカンも現役でした。もとはキャンディか何かの入れ物だったと思います。
うさちゃんの指輪も出てきました!
爪とのコーディネートは偶然です。
うさちゃんは、いつも一緒に描かれているいちごも可愛くて、いちご単体のグッズは大人でも使えそうなものもたくさんありました。いちごのイヤリングが気に入っていて、ピアスに改造して長く愛用していたんですが、いつだったか自転車で転んで人んちの庭につっこんだ際に紛失してしまったのでした……。
実家を探せば他にもたくさんグッズが出てくるかと思ったのですが、意外に出てきませんでした。マンボウのカップや、ぷんくまのバレッタや、よく知らないキャラのクッション……など家の記憶とともにぼんやり脳裏には残っているのですが、どれも壊れたり古びたりするまで使い尽くしたのかもしれません。一緒に寝ていたうさちゃんのぬいぐるみ(その後まめ子に寄付)やまめ子専用になっていたぷんくまの敷物など、最期の姿を覚えているものもちらほらあります。また何か見つかったらupしますね。