奈良写真(3): シカ篇

奈良のたのしみ。それはシカ。
この日もやはり、シカを愛でるっ!シカを愛でるっ!と意気込んでいったのですが、しかし、駅前は見渡す限り観光客ばかりで、シカせんべい売店はあまたあれど、肝心のシカにはなかなか会えずでした。



バスはシカ模様なのに………。

と思っていたら、東大寺の参道をずいぶん進んだところで、やっとシカに会うことができました!
水辺で数頭、なごんでいます。



周囲の観光客たちも、ここへきてやっとシカに会えたのがうれしいらしく、シカフィーバー。
この水辺の数頭のところへ、シカせんべいを雨あられと降らせていました。

しかし、シカは最早腹いっぱいらしく、降りしきるシカせんべいには見向きもせず。
シカにしてみれば、「なんでここ三日ほど、やたら食わせるんだよ、年中まんべんなくくれよ」というところなのでありましょう。





子供たちがシカを囲み、なんとかシカせんべいを食べさせようとしていましたが、ゆっくりと、かつあからさまに顔をそむけるシカ。
顔のそむけ方がまめ子に似てました。前から思っていたのですが、色、まなざし、など、シカとまめ子はちょっと似ています。すべてのよき動物はまめ子の要素をもっています。




愛想はないですが、なでさせてはくれます。





こちらは、二月堂を降りたところのはらっぱにいたシカたち。
裏道であるためか、あまりシカせんべいの恩恵にあずかれていないらしく、アグレッシヴにせんべいをねだってきます。
さすが。これこそシカの姿。


かわいい。



二メートルほどの距離まで近づいてはじっとこちらを観察し、せんべいを持っていないことを視認すると、あっさり河岸を変えます。






それにしても、こうやって見ると、のびかけのシカのツノって本当に、せんとくんのツノまんまなのだなあ……とまったくどうでもいい感慨。




池辺でゆっくり休むシカたち。



いい光景です。
京都も、何らかの動物を市内にうようよさせるとかすればよいのに。そうするともっと京都daysがたのしくなるのに…… とおもいました。
できればカピバラ希望です。





↑ご当地ピクトさん