ソフノート





  当ブログにたびたび登場している故・母方祖父(おぢい)。
  没後7年経つのに、未だ遺品整理が終わりません…!!




ずらーり




どうせよと言うのか!



  なぜか、わたし(おぢいと同じくものを溜め込む性質をもつ)まで、とばっちりで、 「あんたも死んだらモノが仰山出てくるやろなあ!」と責められています。

  以下、今回出てきたものたちを紹介。




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定番・だるまさんが掘られた板。




だるまいっぱいいてかわいい。しかしでかい……。




これはおぢい作ではないですが、いい感じのジオラマ(ていうの?)。
どっかの土産物?





今回は、涙を呑んで廃棄したものもありました。
こちらはおぢい作ですが、未完成の魚さん。
魚さんも定番で、完成品もたくさんあるのです。




なんかの根? どうしようもなく埃をかぶっており、廃棄。






  そして今回大変だったのが、紙モノの数々です。
  まとまった本や冊子はともかく、こまごましたものが続々出てくる!
  しかもそのこまごまが、いちいち面白い!



だるま系コレクション。
だるま包装紙と 「各地のだるま」。




墨絵はおぢいが描いたものなのか? 捨てられず。




これは珍しい「達磨福笑」です。
「達磨目鼻口」と書かれた袋に、その通り、顔のパーツが入ってました。
お正月にあそぼう!





こちらはおぢいの創作ノートのようです。何らかの文様。色が綺麗。




初めて見た! おぢいの描いた犬。 これはナイス。彫刻の下絵?






 そして今回、孫的に収穫だったのが、「仕事のノート」が出てきたことでした。
 わたしは子供の頃、おぢいが「サラリーマン」だったと聞いて驚愕した覚えがあります。

 おぢいは世間離れした風体で、いつも小刻みに震えながら口数少なに喋る人でした。社交や世俗のことは苦手のようでした。それでわたしは、おぢいというものは、仙人のような暮らしをしているものと思っていたのです。
 時折彫刻を売ったり骨董を売ったりして生計を立てているのであろうと。
 だから、母に 「え? 普通に会社に勤めてはったけど?」 と聞いたときは、「おぢいが!?」と驚いたのでした。

 当時わたしの周囲の大人は自営や自由業が多かったので、サラリーマンといえばマスオさんとアナゴさんしか知りませんでした。
 おぢいがマスオさんのように、電話をとったり書類を作ったり会社帰りにバーに行ったりしていたとは、とても想像できなかったのです…!


 そんなおぢいの仕事ノートが以下。ほんまに仕事してたんや…。しかしなんとなく牧歌的であります。