熱い夏の思ひ出を尋ねに樟葉へ。
淀川河川敷は見渡す限り河川敷で、川が見えない。
鴨川によって形成された河川敷概念を大きく覆される。
歩行者には会わない。
でも、いちおう、横断歩道と信号機はある。
わたしだけのために車たちは止まってくれる。
東の空に白い月。
人の寝泊りできぬようベンチも撤去された河川敷。
レジャーシート敷いて地べたに寝そべり。
身体がひどく重い。
駅へとひきずる。
ホームから眺めると、京都側はまだ明るいが、大阪側はもう暗い。
北は夜明けの色に似ていて、南は夕暮れの色をしている。
夏の午後6時は昼と夜のまんなか。
14歳はこどもとおとなのまんなか。