■ ワタミャ―たち、花見を計画する
旧友会ワタミャーズ(註1)で久々に花見に行くこととなりました。ワタミャ―LINEにてワタミャ―の一人が諸々しんどい状況であったことから、気晴らしに花見に行こう! ということになり、珍しく皆の休日が合ったのです。かつてはよくこのメンバーで花見をしていたものですが、ここ何年かは予定が合わず、久しぶりに旧友らと花を愛でたいなア、と思っていたところでした。行先は、ずっと行ってみたかった海津大崎に決定! やった~~!!
註1)かつてわれわれが和民で飲み食いしまくっていたことからついた名称。和民のパワハラが明るみに出た頃から足が遠のき、絶望ワンオペ事件(註2)以来決定的に通わなくなったが、未だにLINEグループの名前はこのままである。
註2)絶望ワンオペ事件とは、われわれが最後に和民(京都市某店)を訪れた際、絶望的なまでのワンオペ営業であり、ことごとく注文したものと異なるメニューが続々と届くも、一人でホールを担当していた新人アルバイトと思われる店員さんは指示を仰ぐスタッフもおらずうろたえ続け、その余りに気の毒な状況に店内の客たちは注文と異なるメニューを受け容れるしかなく、トイレに行ったらトイレが荒れ果てておりトイレットペーパーが全滅していた、という事件。これ以来われらは和民を訪れなくなった。
海津大崎は琵琶湖の北岸に位置する名所。以前、友人の写真で、琵琶湖に浮かぶ小舟から満開の岸の桜を望んだ様子を見せてもらってから一度行きたいと思っていたのでした。青く澄んだ湖面に花吹雪が散りかかる様子が美しくて。 前々日の予報では降水確率90%でしたがLINEでは、
「まあうちらやから大丈夫やろ」
「あと一日みんなでがんばろう」
「がんばって徳でも積もう」
という結論になりました。晴れ男・晴れ女/雨男・雨女 というなんの科学的根拠もないと思われる概念がありますが、われわれは自らを「晴れ集団」であると信じています。科学的根拠がなくともその程度のジンクスは信じて罰も当たらんでしょう。実際これまで、ワタミャ―たちが遊びに行く日に雨予報にも関わらず快晴になったり海へ行く日に接近していた台風が霧消したりしたのです。
海津大崎は午前9時以降通行規制が敷かれるらしく、車をマキノ駅に停めることとしました。そして降水確率90%にもかかわらず誰一人現実を見ていないわれわれは、「マキノ駅からレンタサイクルを借りよう!」と計画していたのでした。
一夜明けて花見前日。滋賀の降水確率は100%。
増えとるやんけ! しかし「まだ行ける」「奇跡を起こそう」とか言い合う一同。なおこの日は快晴でした。

■ 花見当日(~安曇川)
花見当日になりました。
集合は大津近辺某所に午前10時。この時点ではまだ空は微妙な曇天。
ワタミャ―の一人は「傘を持ってきたけど電車に忘れてきた!」と言いつつ、「でもこのメンバーやから傘は要らんかなとも思った」とまだ強気です。
ともかく湖西を海津大崎に向けてGO。曇天ではあるが、道中あちこちの桜が既に綺麗です。

途中、安曇川の道の駅に立ち寄ります。ここは以前にも何度か立ち寄った思い出の場所です。お弁当を買い休憩室で昼飯にしました。


なぜか全員牛めしを買い、私とナメちゃんは煮卵まで食べ、ナメちゃんがもってきてくれた桜茶で早くも花見気分に。それぞれ甘いものも買いました。安曇川は「アドベリー」というベリーが名物。アドベリーのお菓子がたくさんあるうえ、季節限定の桜のお菓子もたくさんあって目移りしました。この時点では平和でした。
余談ですが大阪万博の開会日だったので休憩室のTVでは延々そのニュースが流れていました。夢洲からずいぶん離れた滋賀にまでミャクポスターが貼られていました。

■ 雨が降ってきた
ごはんを食べて安曇川からマキノへ向かいます。そして……ついに雨が降ってきました。

雨雲レーダーを見ると西からやってきたでかい雲がちょうど滋賀にかかったところ。
「この雲、通り過ぎるかもしれへんし様子を見よう。とりあえずマキノ駅まで行って、雨がやんだらレンタサイクルで行こう」
ということに。車内では、強くなる雨と連動するかのようにひとりのワタミャ―の会社の愚痴が繰り広げられました。
30分後、マキノ駅着。

何がレンタサイクルや!!
雨はやむ気配はなく、「大雨」といってもいい降り方に。
■ 雨と強風のつづら尾崎展望台
ともかく車で海津大崎方面へ。海津大崎は街の様子も風情ありげで気になりましたが、この雨では降りて散策する気にはなれず……。しかし、ここで朗報が。海津大崎の通行規制が解除されたのでした。雨で花見客が減ったのでしょう。
本来ならこの時間は入れないはずでしたが、車で奥琵琶湖パークウェイをつづら尾崎展望台まで登ることができるっ!

展望台まで2、30分でしょうか、その間ずーーーーーっと、どこまで行っても無窮のように桜が連なっていて、ようこんだけ植えたもんやなあと思うほど。雨の中でも充分眼を愉しませてくれた……のですが、車の仕様上私の座っていた後部座席からは外がよく見えず、窓を開ける→雨が吹き込んでウワーッ→閉める→また開ける→ウワーッ の繰り返しでした。
展望台到着。
ここから見下ろす琵琶湖は絶景であるといいます。
しかし……雨と風がすごくて展望台に近づけない!! 展望台には、果敢に突撃して傘が裏返しになってる人々がいっぱいいました。この期に及んで「雲が去るかもしれへんから車の中で待とう」と儚い期待をかけ、車内で桜餅を食べながら待機。

しかし雨雲レーダーによると、どうも雨雲は通り過ぎるつもりはなくしばらくこのあたりに停滞するつもりらしい。意を決して外に出てみました。
外に出て撮った写真です。


何これ……
マジで!風が!すごい!!
まっすぐ立てない! 傘が風に取られて身体がクルクル回ってしまう!!
「アハハハハ!」「アハハハハハ!」しか言えないわれわれ。なんで雨と風が強いと人間は笑ってしまうのか? しかもひとりのワタミャ―が傘を電車に忘れたため、われわれは風雨の中ひとつの傘にみちみちに収まって行動する羽目に。
ナメ撮影の写真:

友人の姿はスタンプで隠しましたが凄いことになってるのをご想像ください:

肝心の景色は……雨でなんも見えない!!
でも辛うじて撮ったこの写真はちょっとよくないですか?

これ撮った後ダッシュで車戻りました。車に乗り降りするたびすごい勢いで雨が吹き込んでくる!! 車の中もビシャビシャになった!
この展望台には「恋人の聖地・どうぶつの森」なる謎ゾーンもありました。「なんもなくても風光明媚なのに観光地になったことで何か作らねばと思って作った系脱力スポット」と思われ、そうしたスポットは好物なのですが、風雨の中では脱力を愉しむ余裕もなく、車の中から遠目に見て通り過ぎました。



ほぼ展望しないまま展望台を降りました。こんな天気ですが僅かながら花見客もいて、警備員さんもレインコートで働いていて、大変そうでした。
■ それでもやっぱり美しい
もと来た道を降りながら、ところどころ駐車できる場所があったので車を停めて桜を見ました。雨でなければ混雑でなかなかこんなにあちこち駐車できなかったでしょう。これはよかったかも。

朽ちたお船にも花びらが。



灰色に霞む景色の中、どこを見てもピンクがほんよりふさふさしていて雨の中でもやっぱり綺麗。


お魚の形の柵
ソメイヨシノだけでなく枝垂れもありました。


晴れならお船に乗りたかったなとか、もっと散策したかったな、とかいろいろありますが、われわれは長年の経験から、悪天候の旅ほど思い出に強く残ることをもう知っています。「雨は旅の華」です。
といいつつまだ一同、
「降水確率100%は勝てへんかったな、相手も本気出してきた。70%くらいなら勝ててたのに」
などと言い続けているのでした。
■ 道の駅マキノ追坂峠と「清水の桜」
海津大崎を抜けて、道の駅マキノ追坂峠に寄りました。ここはインターネットで口コミを調べると、「ごく普通の道の駅、ただトイレがきれい」「面白味のない道の駅、トイレがきれい」「トイレがきれい」ととにかくトイレが誉められており、どんなトイレやねん! と……。
しかしトイレは二カ所あり、きれいなトイレは新しいほうで私の入ったトイレは古いほうだったらしく、別にふつうでした(ふつうのきれいさでした)。
でも、全体的に良き道の駅でした! 食堂があり、買ったものも持ち込んで食べられるのがよかった。珈琲とパンで景色(雨)を見ながら休憩しました。



晩御飯と明日のパンもゲット。

近くに「清水の桜(しょうずの桜)」という名所があるらしいので見てみることとしました。
車通りの多い道路から少し逸れたところにありました。周囲の風景の良さも相俟って、たしかに見事。地元で大事にされている桜なのでしょう。

かつて加賀前田候がやってきたときにあまりの見事さに何度も振り返ったため「見返りの桜」と呼ばれていたとか、水上勉の小説にも出てくるとか。この日はわれわれの他にはもう一台カップルの車があっただけで、静かな名所ってよいな、と思いました。



ただ車で観に行くと一方通行の道をなかなか戻ることができないので注意です。細いS字の道を延々進んだところでなんとかUターンできました。
この後、「足湯に行きたい」と言い出したワタミャ―があり、私も雨で足先が冷えまくっていたのでそれは良い! と足湯のある雄琴観光公園へ。足湯は18:00まで。17:40に到着して、ヤッターーー! と思ったらば機械の故障で臨時閉業してました。しかし「雨と閉業は旅の花」です!!
なお、今回のメンバーは、かつての「地獄の渋滞須磨海水浴」や「猛暑天橋立超絶ウォーキング」のメンバーでもあります。10年以上前のブログですがよければこちらも。
■ 買ったもの
帰ってから買ったものをいろいろ食べました。
・安曇川道の駅で買ったさくら餅。もちもちだった!


・同じく安曇川で買った桜シフォン。他にもいろんなお味があった。

・マキノ道の駅で買ったパン。翌朝の朝食にした!

・同じくマキノで買った山菜おこわ。春の味覚や~~

あと、マキノで買った「とんちゃん」という唐揚げが美味かったです。鶏なのにとんちゃん。甘辛い味付けで異様に美味い! なんだあれは!