再訪!ナゾのパラダイス!【前篇】

先日ちょこっとパイロンの写真などupしました、パラダイスの話の続きです。

 

15年ぶりに訪れた淡路島ナゾのパラダイス、15年ぶりに訪れてまず思ったのは、「こんなに険しいところだったっけ!?」。

駐車場から建物まで、急な坂をヨチヨチ降りて息が上がりました。もしや15年前に比べて体力がなくなった? いやそんなはずはない、リングフィットやってるし……。或いは前回は諸々衝撃すぎて、道の険しさどころではなかったのかもしれません。

 

 

坂を降りると「健康長寿観音」と書かれたポールが見えてきます。

 

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このポールはたしか……?

裏へ回ると……?

 

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見覚えのある形……そう、チンチン音頭碑でした!

誇らしげに聳え立つ「チンチン音頭発祥の地」。しかし、チンチン音頭なるものをおそらく誰も知らない。

碑の前に並ぶカラフルなオブジェも謎ですが好きです。カラフルさは、パラダイスをパラダイスたらしめる要素のひとつでもありますね。

 

「チンチン音頭」の歌詞が刻まれたナイトスクープ碑の横には、「UFO神社」も建っていました。パパたこ神社はなくなったけれど(思い出参照)、UFO神社は健在!


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狛犬でなく狛ガエルがいました。

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もしやこれが御神体のUFO……?


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UFO神社の向かいには、まがまがしいオブジェがありました。なんだこれ……記憶にないけど、前回もあったっけ?

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頭蓋骨、腕、脚……!なんで??  夜中に通りがかってしもたら(通りがかることはないとは思うが)絶対めちゃめちゃ怖い! それにしても、パラダイスではエロスとタナトスがいつでも隣り合わせですよね。

 

 

林立する碑のうち、ひとつが崩壊したまま残されていました。台風等災害の被害でしょうか。


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ここからさらに坂を降りていきます。

 

これが「健康長寿観音」かー。前回は存在に気付きませんでした。

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シーズンには水仙が美しいのであろう原っぱを抜けると、建物が見えてきました!

ここは15年前と特に変わりありません。「パラダイス」の文字、そしてやたらにでかい「トイレ」の文字に嬉しくなってしまいます。


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パラダイス入口の横には洞窟のような廃アーチェリー場が。ナイトスクープで小枝が遊んでいたところかな?


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入口です。ドキドキしますね。


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入ったところでこんにちはとかけると、おじさん(館長?)が出てきてくださり、入場料を払って入場。入場料も500円で変わっていませんでした。「15年前にも来たんです」と言うと、「そうですか、まああんまり変わってへんけど」とのことでした。

入口にR-18マーク(よく見る手の形のやつ)が貼られていましたが、これ前回はなかったよね? と思って今調べたら、あの標示は国家公安委員会によって2006年に定められたもんやったんですね。知らなんだ。ちょうど前回訪れたちょっと後のようです。

https://kanpou.npb.go.jp/old/20060424/20060424g00095/20060424g000950000f.html

 

 

入口を入ったところはまず細い通路。なんとなく、昔京都市動物園にあった「夜行性動物館」を思わせます(子供の頃、わくわくするけど暗くて怖くてよく泣いていました)。

通路の奥には「愛のあるセックスを求めて」が! おお、15年ぶり! あれから僕らは愛について何かを知ることができたのでしょうか。

 

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入ったところにあった何か。???


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前回京都人が名言を残していた色紙コーナーは、新しいものも増えていました。ラブラブぶりが窺えて羨ましいですね。ハートマークで終わる二行に挟まれた「短命でもイイ」がかっこいい。やはりパラダイスはエロス&タナトス


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頭上には毛占いがありました。自分の陰毛の毛質とか気にしたことなかったです。

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耳占い(「女性性器の出店」!)、オッパイ占いもありました。パラダイスは分類好きでもあります。

図も字もすごく良い感じですが、館主が自分でレタリングされているのかしら。


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こちらは「理想的な男根」。タイトルがいい。

性機能よりもむしろ、持主の人格や地位に結び付けられている点が興味深いですね。


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「妻が浮気をしている時の態度」ですが、私の日頃の生態はほとんどの項目に当てはまる気がします。「時々思い出して身ぶるいをする」(する)、「睡眠にムラがある」(ある!)、「時々思い出して微笑する又寝言を云う」(めっちゃする!めっちゃ云う!)………「以上全て浮気している証である」 すごい断言や!


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前回来たときも、とにかく「文字量がすごいパラダイスだ」という感想を抱きましたが、その感想は変わりませんでした。こうした法則の体系や格言のようなものが館内にびっしり貼られております。


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これらの文書は、ユーモラスではあるのですが、性に関するものだからといってふざけた気持ちはまったくなく、一貫して真面目な気持ちで書かれたものであることが伝わります。この真面目さ、そして情熱、それがこのパラダイスの特徴であると思います。

 

たとえば、いつの情報かは分かりませんが、いくつかの場所に点々とエイズに関する情報が貼られているのも印象的でした。

しかしそれが貼られているのが、ナゾの獣(狸面人?)の壁画の上であるというこのアンバランス! これ、これなのです。

 

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(後篇に続く……予定)