先日、山崎豊子の「船場狂い」という小説を読んで非常に面白かったです。大阪の地理や歴史に疎い私は、船場という地域の歴史もよく知らなかったのですが、異様に船場に執着する主人公を通して大阪における船場の位置づけがよう分かるお話でした。
船場には今も、歴史的な建築物、いわゆるかっこええレトロ建築がたくさん残っています。そのひとつ、船場ビルディングは自前のパイロンも備えていました。白地に緑の粋なデザインに、「since1925」「登録有形文化財」というセールスポイントも織り込まれており、船場ブランドは今も健在なのだなと思いました。