北の大地で訪れた動物スポット

先日喫煙所の写真のみupしましたが、北海道では、二箇所の動物スポットに行きました。登別クマ牧場とおたる水族館です。どちらもよく知らず、行き当たりばったりで行ったのでしたが、よかったです。

 

 

・クマ牧場

 

 登別クマ牧場(これに行く途中で例のパンク事件に見舞われたわけですが……)は、ヒグマがたくさんいると聞いて、「北海道に来たからにはヒグマを見ておかねば!」ということで訪れてみることにしたのでした。

 

私のヒグマについての知識は、「三毛別羆事件」しかなかったので、とにかく怖ろしい生き物、というイメージだったのですが、着くとやたらポップなクマ紹介が。プリンプリン……可愛い。

 f:id:kamemochi:20201016112856j:image

 

ゴールデンカムイ』のパネルもありました。(ちょうどここへ来る前日に読み始めたのでタイムリー!) その横のファンキーなやつが、ここのマスコットキャラ?のようでした。

f:id:kamemochi:20201016112903j:image

 

マスクで感染予防クマ。

f:id:kamemochi:20201016112846j:image

 

消毒クマ。

f:id:kamemochi:20201016112859j:image

 

ソーシャルディスタンスもクマ。

f:id:kamemochi:20201016112849j:image

 

 

……そして実物のクマなんですが、実物は怖いぞ……実物は怖いぞ……と思いながらロープウェーを登っていくと、あれ!? 可愛い!!

 

こちらはオス牧場。クマたちがまるでぬいぐるみのような姿でくつろいでいました。かわいいやん!!

f:id:kamemochi:20201009112613j:plain

 

人間たちがエサ(にんじんを売っている・100円でかなり入ってる)を投げ込み、それをクマたちがキャッチするのですが、皆こちらを見上げ、おててでクレクレと催促する、その様子が可愛いのです。クマたちはあまり動かず、座ったままキャッチしようとし、ちょっとでも遠くに転がっていくと諦めてしまいます。エッ……ヒグマってこんな怠惰な動物なの……? 飼われて野性を失っているのでしょうか。

横座りになって腹を見せる子はどことなくセクシィでした。檻に出たり入ったりして遊んでいる子は、クマのプーさんそのままで、プーさんってずいぶんクマを可愛くデフォルメしたキャラクタだと思っていましたけれど、「ああ、ほんまにクマこんな格好するんや! プーさんは間違ってなかった!」と分かりました。

それでもまあ、巨大でした……。実際対峙したらこちらはひとたまりもないだろうことがよう分かりました。

 

こちらはメス牧場。オスに比べて少し身体が小さいからか、メスたちの方がいくらか動き回っていましたが、基本、この腹見せ姿勢でエサをねだっていました。お腹がかわいいよ~~。

f:id:kamemochi:20201009112633j:plain

 

 

クマ牧場には、ヒグマ資料館もあり、これはなかなかの見ごたえでした。

クマ牧場の歴史として、歴代ボスの写真が飾られていました。その中に、まめ子に似たクマを発見! 目つきや鼻の長さがどことなく……似てる! でも紹介文が哀しい!

f:id:kamemochi:20201016113115j:image

 

ここの紹介文はどなたが書いているのか、全体的にノリノリでした。

f:id:kamemochi:20201009112622j:plain

 

f:id:kamemochi:20201009112645j:plain

 

乳パネルもあり。
f:id:kamemochi:20201016112840j:image


クマ牧場は、アイヌ文化の展示・「ユーカラの里」も併設されており、この日はあちこち閉まっていましたが、良い感じの謡が流れていました。また建物の屋上からはクッタラ湖を見下ろすことができ、美しい光景でした。
f:id:kamemochi:20201016112906j:image

 

 

おたる水族館

おたる水族館も、ふらっと行ったのでしたが、海際ならではの素晴らしいスポットでした。

 

まず、マスコットのペンギンが可愛いです。チケットのペンギン部分はもぎられてしまうので写真に撮りました。


f:id:kamemochi:20201016112852j:image

f:id:kamemochi:20201016112843j:image

 

手作り感あっていいすね。
f:id:kamemochi:20201016112909j:image

 

 

ここは、水槽ごとの解説パネルや展示が丁寧で面白くて、時間さえあればいつまでもいてて飽きなそうでした。感染予防のためということで、触れ合いコーナーが中止になっていたのが残念でしたが、普段ならここでユムシを触れたようです。なぜかひと頃仲間うちでユムシが大流行したのですが(なぜだか意味が分からないが大流行した)、実物を見るのは初めてだったので、ここで異常昂奮しました。みんな砂に潜ってた!

f:id:kamemochi:20201016113048j:image


f:id:kamemochi:20201016113044j:image


f:id:kamemochi:20201016113108j:image

 

 

しかし、ここの凄いのは、なんといっても屋外、海獣庭園でした。

建物の裏手に坂を降りていくと、THE 北の海! この写真ではその迫力が分かりにくいと思いますが、この日は強風の中、高波がザバザバ音を立てて敷地内に流れ込み、「こ、これ水族館の一部なの!?」とびっくり。これまで訪れた水族館の中でナンバーワンの野性味でした。(先日紹介した喫煙所と顔出し看板もここにあったものです。)

f:id:kamemochi:20201016113104j:image

 

人間の話し声をひきちぎるような波の音に紛れて、アオーン、アオオオーン、と聴こえるのはトドの咆哮。これが北の海の野性!! (風でスマホを落としそうだったのでかなりびびり気味で撮った写真です。)


f:id:kamemochi:20201016113058j:image

 

ここも餌やりサービスがあるんですが、餌もワイルドでした。とりあえず一番小さい400円バケツを購入!

f:id:kamemochi:20201016113101j:image

 

餌を求めて争うトド! 横からかっさらうカラス! いっそう響く咆哮! 飛ばされそうなトング! めくれ上がるスカートと乱れまくる髪と止まらない鼻水(寒い)!  完全に圧倒される私の横で、小学生くらいの女児が、それはそれは器用にひょいひょいと餌を投げ入れており、プロの人だ……!と驚きました。

f:id:kamemochi:20201019183940j:plain

 

あとで知ったことによると、ここはわざと海水が流れ込む造りになっており、海の魚がそのままトドのエサになるのだそうです。また、海に住むトドが、水族館トドの声を聴きつけてやってきたりもするのだとか。トドの近くにはあざらしプールがありましたが、彼らはこの咆哮と高波と強風の中、風呂にでも入っているかのようにすーんとしており、あざらし……!と感心しました。

 

なお、諸々のアートワークも素敵でした。

 

ざらし貼り紙、カワイイ。
f:id:kamemochi:20201016113055j:image

 

マスクにもあざらし
f:id:kamemochi:20201016113040j:image

 

ペンギン……とアマビエ!
f:id:kamemochi:20201016113033j:image

セイウチと私(髪の様子から風の強さが分かるかと思います)。
f:id:kamemochi:20201016113052j:image

 

海と接する、というか接続しているおたる水族館、なんだかすっかり圧倒されてしまい、この後ハアハア言いながら館内に戻りました。夕方の館内では、オールナイトニッポン風の飼育員さんによるラジオが流れており、それもよかったです。

 

 

 

ひつじもいました。

f:id:kamemochi:20201016113036j:image