ちょっと前のおでかけシリーズです。
ちょっと前というか去年の秋なので半年は前なのですが……。この頃はちょうどヤプログ移行期であんまりブログをupしていなかったのですな。というわけでこの機会(お出かけ自粛させられ機会)にupしていく次第です。
この日は瀬戸内国際芸術祭のイベントで香川県内は人が多かったようですが、われわれの目指したのはことでん仏生山駅。ことでん電車まつりがあったのでした。われらはことでんのことちゃん夫妻ファンなのであります。以前にことちゃんたちを訪ねたのは2016年なので3年ぶりの訪問でありました。
前回の訪問の記録。我ながら愉しそう。:
こないだとりあえずupしたパイロン:
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さてさて、仏生山駅は初めて訪れましたが、ことでんポスターで見たことがあります。「仏生山工場」が駅に併設されており、電車好きには有名な地のようです。
付近は静かな町という感じでしたが、この日は狭い道路にちびっこ連れがわいわいしていました。電車まつり会場は、駅を降りてすぐの操車場付近。会場へ入ると早速ことでんのことでんらしいポスターが現われ、そうそうこれこれ、という気持ちが高まります。
会場に入ったところに古い車両が置かれており、中で飲食できるようになっていました。素敵~。
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まず、人が集まっていたのは「京急ヘッドマークと赤い電車のパネル展」。
なぜ京急?と思ったのですが、ことでんの車両は、京急からの譲渡車両が多いのだそうです。初めて知りましたが鉄道好きには常識なのでしょう。
「京急カラーにしたことでん」「ことでんのヘッドマークをつけた京急」「行き先が『成田空港』になってる旧京急車両」などの写真は好きな人にはたまらんようで、見るからに鉄オタな人たちが盛り上がっており、私にはそのレアさが分からんものの、これは見る人が見ると胸熱なやつなんやな、と理解しました。自分は鉄オタではないんですが、鉄道好きの集まる空間には何か親しみを感じます。なんかが好きな人の細かな知識とか、好きなものを語れる場の雰囲気に落ち着くのかな。
鉄道の知識のない私ですが、鉄道周りのデザインとか文字系グッズはほんのりときめくものがあります。この展示はヘッドマークのロゴがよかった!
ことちゃん入りオリジナルヘッドマークだそうです。かわいい!
こういうこまごまとしたものも萌え。
こと夫妻と赤い電車のマスコット! 手作りかな?
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飲食やグッズのブースもたくさん出ていました。
これは……。
ツイッターで知ってチェックしていた、憧れのTOYTOYTOYさんのブースも発見! お店の方ともお話できました。
ことでん愛あふれるグッズにテンションが上がり、仏生山バッジ・琴平バッジ・高松築港マグネット、更に志度線ペンケースを買いました。
ことちゃんが描かれていることでんの車両は、ひやく号なき現在は2車両のみらしく、志度線ペンケースはそのレア車両を模したものです。布なのにミニチュアのように印刷がきれいに出ていて感動します。実物の車両はこんな感じ(前回訪れたときに遭遇しました)。
この精巧なプリントと対象的に、緑一色の長尾線ペンケースもあり、やっつけなんかな?と思っていたら、「ことでんがラッピング車両を用意していたのに先方の都合で不意にされた電車を模した」そうで、悲しい歴史が反映されていたのでした。マニアになら分かるやつなのか!
お店で開かれていたことでん芸術祭、「こと芸」にも行きたかったのですが、この日は店舗はお休みとのことで残念でありました。ポストカードだけいただいてきました。
さらにお店のブースの奥には「ことちゃんの皮」が!! 無造作にくたびれていますが、たしかお値段2、3万のお品だったと思います。高級イルカ皮!
ちなみにの商品写真にあるひやく号シールは、本家・ことでんのブースでもらったものです。
家へのお土産として、ことでん型ケースに入ったクッキーを買ったのですが、購入の人にはシールをくれるということで、大量のシールの中から大人げなくひやく号シールを漁り出してゲットしたのでした。
ことでんブースは大盛況で、子どもも大人もことちゃんグッズを何かしらぶらさげている人がいっぱいいました。リュックに様々な鉄道関連のバッジをびっしり装着した小さな子がいて、ことでんの人が「将来が楽しみですね!」と声をかけておられて、ああよいなあ、と思いました。
ブースの横にはことちゃん電源カーが停まっており、またも騒いで写真を撮りまくるわれわれ……。
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ことでんのブースでは「ことめっと」がちょっとほしかったのですが、なんとこちらは売り切れでした。しかし電車床下探検のコーナーで、憧れのことめっとを被ることができました。ことめっとを配っていたことでんのスタッフさん、カメラを向けるとめっちゃイイ笑顔でことめっとをこちらに向けて並べてくださいました……。
ことみちゃんのほうをかぶりました。
普段見られない床下の装置などを見られました。同じ場所では「車体上げ」イベント、というのもやっていた模様。
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奥の工場には、20形23号というレトロ車両が置かれており、中に入れるようになっていました。
エアコン設備がないのか、古そうな扇風機がついています。
内装の渋い茶色が素敵です。
昔の観光地情緒を醸し出す路線図、よいな~。「コトデン」のロゴも可愛い。
僭越ながら運転席に座らせていただきました。
「ブザースヰッチ」! めっちゃいいい!!
窓から見える工場内の様子。普段のお仕事の様子が想像されます。
動態保存先が見つからなければ春にはサヨナラ会が開かれる、とこのとき聴いたのですが、結局コロナのアレでイベントも開かれなかったようです(涙)。
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レトロ車両の中でのんびりしていると、工場の外で音楽が聴こえてきたのでそちらへ、
車両の上でバンド演奏が始まるところでした。バンドは、スカパラのコピバンでした。ドラムの人がことでん社員だそうです。ギターの人がめっちゃアベフトシぽかったんだけど、きっとお好きなんですよね!?音響的にはやりにくいだろうけど、車両上で演奏って、ビジュアル的にはめっちゃいいなあ。
そして! その前にやってきたのはことちゃん夫妻! バンドの演奏する脇でふよふよ踊って盛り上げようとし、するといっせいにキッズたちが腹にまとわりつき始め、スカの演奏の中、親御さんたちがその様子を写真に撮っている……なんかシュール……! ともかく、ことちゃん夫妻の腹は子供たちにも魅惑的なのであると分かりました。
小腹が空いたのでカレーを食べ近くの喫茶店で珈琲飲んで(ここでなぜかお店の人からみかんを5個もらう)会場へ戻ると、ことちゃんのお部屋前に既に列ができていました。「握ヒレ会」であります。
ちょうどスタッフさんが「ことちゃん疲れちゃうからあと〇人ほどで打ち切ります」とアナウンスされているところで、ぎりぎりセーフ!いそいそとことちゃん列に並びました。
働くことちゃんたち
どこか哀愁ある横顔とことちゃんハウス
握ヒレ会は午前と午後の部があったようですが、少なくともこの午後の部に限っては、大きなお友達ばかりでした(もちろんわれらを含め)。ひとりで来ているファンの方も何人かおられました。それぞれ限られた時間で二頭のヒレと戯れたり、自前のことちゃんグッズと一緒に写ったりと、大人たちのことちゃんへの情熱がすごかったです。ことちゃんファンの間では定番の撮影ポーズ(二頭とヒレを組む……ヒレを組むってなんだ??)もあるようでした。われわれの後ろに並んでいた人たちも常連さんらしく、ずっと「今日はちょっと前傾姿勢だなあ」などなどコメントしておられました。着ぐるみという世界は、子供より大人にこそ必要なのかもしれません。
ところで夫妻の背後のことちゃん部屋(イルカ小屋)、なかなかにやばみある装飾でした……。
ことちゃん絵で見たことある夫妻の部屋とはずいぶん違うな……。
なぜかグソクたち。(海の仲間だから?)
そこはかとない狂気を帯びた内装……
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これで仏生山での目的を果たしたので、次は、瓦町FLAG会場へ移動です。ことでんで4駅の距離。ことでん車内にはこの吊り下げ広告がありました。日常的にことちゃんに会えるなんて、ことでんユーザーが羨ましいです。
このポスター、素晴らしいですね……!!
そういえば前回来た時は、ことでんはIruca以外のICカードは使えなかったんだっけ。
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FLAG会場は、主にグッズ販売やオークションなど。ことでんの他各鉄道会社もブースを出していました。
広場では、不要になったことでん備品が放出されていました。駅名看板、料金案内板、時刻表、irucaのピッてやるやつーー!! どれもがんばれば買える値段……!
「ガバナ」。私の好きな函系グッズ……!
観光地図、めっちゃいい……! 「がんばれば買えるぞ……買う……?」と堕ちかけたのですが、部屋が既にカオスであることを思い出し理性を取り戻しました。
ことちゃん入りグッズは他よりお高めの値段設定でした。
そして……庭に敷設できる線路!!(?)
安いのか高いのか分からない!
鉄道好き同士でやってきたらしき若者グループが「お前これ買うんかー!! バカだろー!」「やめとけよー!」ときゃっきゃしており、しばらくわいわいした後「こいつ、やっぱりこれ買うってよ!」という声が聞こえたので振り返ると若者のひとりがでっかい信号機を買っていて、最高やなと思いました。
われわれがFLAG会場に着いたのは残念ながら閉会ぎりぎりだったのですが、着く前にオークションがあったらしく、その結果発表には居合わせることがありました。「試運転(看板)」は2万3千円、そしてことでんひやく号ヘッドマークは6万で落札! ひやく号ヘッドマーク落札の瞬間は、ことちゃんファンの方々がたくさん緊張の面持ちで見守っておられました。ああ~!!これはかわいい……!
この後再びことでんで仏生山駅へ戻ると、電車の連結?切り離し?が行われており、「〇〇系が〇〇車庫に帰るのは珍しい」など語り合う、ことでんグッズを身に着けた人たちがたくさんいて良き雰囲気でした。
前回来たときにはなかった、新デザインのゴミ箱。
仏生山駅のことちゃんファミリー。
この後「うどん馬鹿一代」でうどん食べて帰ろうとしたら、100人近くあろうかという行列で断念。またリヴェンジしたいです。結局高速のSAでうどん食べたんですが、「うどん/うどん以外」に世界が分かれているのがよかったです。