集合住宅の植え込みに立てられた犬看板。
絵も文言も、一見なんてことない犬看板ですが、この、短いしっぽをピンと立てて歩く犬のシルエット絵に何か感ずるものがあったのです。
少し離れたところにももう一匹いたので見てみましたらば、似たようなデザインだけれど、こっちはまた別の犬ではないですか。しっぽをくるんと巻いて歩く、ちょっぴり短足さん。
犬糞看板や犬禁止看板を長年見ていると、犬禁止看板であるにも関わらず「描いた人は犬好きでは？」「犬を描くのを愉しんでるな？」と思われるものもありますが、この看板にもその気配を察知したわたくしは、この建物の周囲を一周してみたのでした（不審者や）。すると、複数立てられた犬禁止看板に、それぞれ違う個性をもった犬たちが！
こちらは漫画チックな犬。うつぶせてむにゅっとなっている犬の感じよ。
クールな顔だけど焦ってる犬。たぶん大型犬。
パグもいた！ 可愛い！
丁寧なペンのタッチが似てるのでおそらく同一作者によるものかな？ トレース元があるのか、オリジナル作品なのか、そのへんは分かりませんが、描いているうちにいろんな犬を描くのが愉しくなってこられたのでは、と推察しました。撮影した他にもいろんな犬がおり、すっかり愉快な気持ちになってしまいました。
その近くの建物にあったこちらの犬猫禁止看板も、ちょっぴりレトロな趣でよかったです。
