無地のものが買えない話(ファッションブログ)

自分がおしゃれさんではないな、と思う理由のひとつに、「シンプルなファッションができない」ということがあります。
街行く人たちを見ていると、シンプルな形・少ない色数でスッキリまとめ、その分お化粧や髪型をきちんとしている……というのがおしゃれさんであることは分かるのですが、この私、どうも「シンプルなものに金を払う」ということができぬのです。

おもろいロゴの入っているTシャツや動物さんモチーフのグッズ、ジョークグッズのような靴下であれば、「おおお、これおもろいー!!」「わああ、動物さんー!!」 と盛り上がって買ってしまうのですが、「おもろさ」と「動物」以外の何を決め手にして買い物をすればいいか分からんのです。
以前に書いた「色の無い化粧品を買えない」と同じ症状ですね。(ファンデーションや化粧水など肌色や透明のものを買えず、つかいもしない変な色のアイシャドウやネイルばかりが増えていく現象。)


よって、必然的に手持ちの服が、おもろいロゴと柄と動物ばかりになる事態に。
たまに、これではあかんとまともな服を買いにいっても、「ううう、無地のセーターばかりこんなにあってもどれを買うていいか分からんよう……全部同じに見えるよう……」と何も買えずに帰るはめに。おそらくおしゃれな人は、「まあ、このなんとかかんとか(ブランド名)のセーター、なんとか素材で上質ね!」(超適当)みたいなのが分かるんでしょうけれど。
これまでまともな服は、服が5円とか10円とかで売られている某幼稚園の神バザーで仕入れていたのですが、その幼稚園内の不祥事によりバザーが開かれなくなったここ数年は、ますますまともな服仕入れのハードルが上がっています。


そうした傾向の帰結として、日々、こういうファッションになってしまっています。



妹からも「柄がうるさい」とdisられるため、なんとか軌道修正したく、各服屋さんには、「シンプルだけど動物さんのワンポイント入り」みたいな私が買いやすいデザインを望むものでありますが、同時に、もうこの路線を貫くのもありかもしれないという気にもなりつつあります。しかし、私は服の嗜好はけったいでも内面が地味なので、外見からおもしろを期待されるとだいたいがっかりされるという悩みもあり、40歳を前にして、ファッションの悩みは尽きません。