チョコミン党に朗報!我らのためのミントクレープと精神医学用語のオシャレ遣いについて



神戸のクレープ屋さん、ヒステリックジャムなるお店が大阪城公園に出店したと聞いて、先日訪れてみました。
というのはこのクレープ屋さん、ちょっと珍しいミント系が充実しているという噂を聞いたからであります。

私はかなりのチョコミン党。「歯磨き粉の味やん」と言われてもミント好き。最近チョコミントが流行りつつあるようで嬉しい限りでありますが、ミントのクレープってそういえば食べたことないなア!と。


メニューを見て興奮。同じチョコミン党員であればこの興奮を解っていただけると思いますが、ミントが添え物ではなく、かなりメインで使われているではありませんか!








オシャレなお店に来ていながらなぜこんなにも「インスタばえ」する写真を撮れないのか……自分の技術と年齢とセンスの限界を感じるところでありますが、それはともかくとして、ショーケースが青い! 種類もめっちゃ多い!! 迷う!! ほぼチョコミン党員のための店ではないですか。
迷った結果、いちごホワイトチョコミントというのを注文しました。



これまた一切インスタばえしない写真なうえ肝心のミント部分がまったく写っていないのであるが、それはともかくとして、ミントクリームの絶妙なミント加減が素晴らしかったです。
世の中の残念ミントのパターンとしては、ミントが強すぎて人工的歯磨き粉味になってしまうパターンと、ミントを謳っておきながらほとんどミント感がしないパターンがあるのですが、そのどちらでもなく、ふわりとやわらかなクリーム、まろやかかつ確かなミント味。お色も主張しすぎないナチュラルなミントカラーでした。
おそらくセールスポイントだと思われる生地もかなり美味しかったです。
また行きたい!


ところでこのお店、ミント以外にもうひとつ気になったのは、このロゴとキャラと店名です。



ロゴの書体、色……パンダ……「ヒステリック」という言葉選び……なんというかこう、90年代末原宿文化を思い出させませんか?
こちらの店名の由来は存じませんが(オフィシャルサイトを見てみたが記述は無し)、あの頃たしかに 「ヒステリック」 というワードがオシャレワードであった謎を思い出しました。
ヒステリックグラマー」というブランドがあったり、「ヒステリックブルー」というバンドがあったり、「ヒステリック」という語はカッコよくてちょっとロックなアイテムとして用いられていた気がします。(今検索してみたら「ヒステリック」を冠するバンドの系譜は続いているようでした……。)
この「ヒステリック」用法っていつ・どうして始まったのか、気になるところであります。更に、私の記憶が間違いでなければ、その前には「パラノイア」が流行っていたような気もするのですが。

この、精神医学用語(「ヒステリック」の場合は精神医学用語から更に違う意味に転用されてもいるわけですが)のオシャレ用法って気になっておりまして、機会あればその系譜を調べてみたいです。もう誰か、研究してたりするのかな? 精神医学史学会とかで。