初めてエサを買った思い出


先日ふと、まめ子初期の思い出を思い出しました。「初めて犬のえさを買った思い出」です。

まめ子は我が家にやってきてしばらく、もとの飼い主が見つかるのかも、このまま我が家にいるのかも分からず、われわれもどう扱ったものか落ち着かない状況でした。
私は、飼い主に返さねばならなくなることも考えて、できるだけ情が移らないように接していました。名前もしばらく正式にはつけなかったですし。
それでも家にいるからには食べるものを買わねばなりません。

で、犬がやってきて3日目のこと、それまで犬のえさというものを買ったことはなかったのですが、大学の近くのコンビニでちょっと買い物をしたときにふと思い立って犬のえさを購入しました。
今はなき、吉田牛ノ宮町のファミリーマートで、今も憶えているのですが、買ったのは日本ペットフードのビタワンでした。
犬のえさなんて何がよいか分からなかったのですが、とりあえず私の中で犬といえばあのビタワンだったのです。



中学の頃『少年三白眼』(私屋カヲル)に出てきた「ビタワン仮面」というのが局所的(私含めた3人くらいの友人の間)に大流行したため、犬のえさ=ビタワン だったのですが、自分の生活には無縁だと思っていたビタワンを今買っている……! 私、犬のえさを飼っている……! と、浮き立っている自分に気付き「ああ、犬が家にいるということは気分が浮き立つものなのだ!」と思ったのを覚えています。

その日、家に帰ると、家族全員が同時に別々のえさを買ってきていたのでした。



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当時のまめ子の写真をいくつか。


やってきたばかりの頃は怯えまくっていつも隅っこに寄ってました。



やってきた翌日。置かれているペットフードは、犬を飼っている近所の人にいただいたもの。



しばらく経って馴れた頃。えさ皿の増加。このお馬さんが初期のまめ子の友達でした。



まめ子とついんてーるだった頃の私。まだおっかなびっくり触れてます。



名前もついた頃。ウェットフードはこうして保存していました。





実は最近、実家が新たな生き物を飼い始めました。私にはまだ懐いていないのですが、それでも、よく知らない生き物が家にいるワクワクを少し思い出したりしています。