ウエオさんの本が出たよの巻


ついに! ウエオさんの単著が出ました!
著者直々に御恵投いただいたので悦び勇んで紹介させていただきます。(一度使ってみたかった「御恵投」。)

上尾真道 『ラカン 真理のパトス――1960年代フランス思想と精神分析』(人文書院




ウエオさんは、大学院の先輩で、ドゥルーズ=ガタリの読書会とか流しそうめんとかその他もろもろとかでお世話になったのでした。
知識や知力や貫禄(これは関係ない)は段違いではありますが、興味の方向は似ているように勝手に思っています。
特に、第5章「精神分析実践とマゾヒズム」、第7章「〈科学〉時代の享楽身体」あたりが、自分の興味に近いのでないかとたいへん愉しみです。
愚脳に理解できるか心配ではあるが、ゆっくり拝読しようと思います。


しかし博論を最初の単著にする例はよく聴きますが、博論とはまた違う、新たな内容とのことですごい。
表紙の写真はご本人撮影だそうですが、なんか思い入れのある写真なのか訊いたところ、そういうわけでもないようでした。