ことことことでんその4、偶然の邂逅の巻


そもそも、今回なんで香川に来たのかといえば、ことちゃん出生の由来を知ってしまったからでした。

かつて経営難で、民事再生法を適用された琴電は、沿線住民に琴電は要るか?要らないか?」と問い、厳しい意見をたくさんもらったといいます。
そしてそのときの気持ちを忘れないために、「要るか」→イルカ をマスコットキャラにしたと……おぉぉぉぉぉ ことちゃん!!!そんな悲しい出生の秘密がーーー!!!
これを聞いてすっかりことちゃんファンになってしまったわれわれは、行く!ことでんに乗りに行くっ!となったわけでありました。

そんなわけで、瓦町フラッグにも行き、ひやく号にも乗り、かなり満足したわれわれ、今度は志度線屋島へ観光に参りました。


志度線にはひやく号は走っていないのですが、源平ことちゃんに遭遇!


那須与一!「情けなし」!


志度線もピンクで可愛いですね。ことことゆっくり走る電車でした。


琴電屋島駅は一見地味な田舎の駅舎なのですが、よく見るとすごく可愛いのです!
淡いピンクとブルーのメルヘンな色調で彩られています。ことでんの駅舎は可愛らしい建物が多いのですね。




……と駅舎の中を眺めていると、ふと目に留まったのが、
マクドナルド屋島店オープン記念イベント」
の文字。
なんと「ドナルドとことちゃん&ことみちゃんがやってくる!」 とあるではないかー!
時間は1時間後、マクドは駅から徒歩で行ける距離。
これはーーー!! 行かないわけにいきません!
というわけで急遽マクドへ。こんなに浮足立ってマクドへ向かったことは、ハンバーガー75円の時代でもなかったことです。


マクドで珈琲でも飲んでイベントを待とうか、と思いつつ店へ近づくと、あれは……?
遠目にも分かる、まるくてでかい濃ピンクと濃ブルーの物体が!!



こ、ことちゃん夫妻…… まだ出動時間じゃないのにもう労働してる……
ドナルドまだ来てないのにイルカだけ働いてる……

この日はひやく号でふわふわのことちゃんを触りかなり満足したのでありましたが、願わくば動くことちゃんにも会いたく、実は駅員さんに「今日は動くことちゃんは出没しないんですか?」と尋ねていたのでした。
駅員さんのお返事は、どこかで動いてるかもしれないが分からない、とのことだったのですが、まさか偶然来た屋島で偶然会えるとはーー!!
しばらくポヤーンと夫妻を眺めるわれわれに、スタッフさんが声をかけてくださり、われわれも一緒に写真を撮ってもらうことに。わーーい!!



偶然わたくしと同行者の服の色が、ことちゃん夫妻の色とコーディネートしてしまっています。わわ〜!!

ことみちゃんの隣に立ち、「わーい!ヒレだ〜!」と思わずヒレに触れてしまったところ、なんか……大変申し上げにくいのですが明らかにヒレではない、ハッキリ申し上げれば人間の腕の形が感知され、「ハッ!ヒレとちゃうんやった!!わ〜ごめんなさい!」とどぎまぎしたのでありますが(注:当方はアラフォー)、ことみちゃんは快くそんなわたくしの肩に手をかけて一緒に写真に収まってくれたのでした。ありがとうことちゃん&ことみちゃん(……の中身の方……)。
しかもポーズを変えて数ショット撮っていただきました。


その後も愛想を振りまき続けるお二人(二頭)。


連れは以前にもことちゃんに会っているのですが(まだマイナーキャラだった時代に偶然会ったらしい!香川に来るたび偶然ことちゃんに会う男……)、「前よりおなかが薄黒くなっている」とのことでした。ことちゃん、たくさん働いたんだね。(なおその後ついったーでおなかの白いことちゃんを確認。きっとお風呂に入ったんだね。)

後ろ姿は尾びれがかわいい!
この日はことみちゃんのほうが背が高かったようです。(同行者「この日は、とかないから!日によって変わったりしないから!」。)



大人やのにしつこく周囲をうろうろしてしまい、マクドの方、すみませんでした。。夏みかんシェイク美味かったです。
そしてことちゃん夫妻、ありがとう。これから暑くなりますので着ぐるみ、いや、イルカの体調保全のため、何らかの方策が採られることを切に望んでおります!



その後、ことでんバス屋島へ。ことでんバスは、琴電屋島駅前から屋島山上まで100円!安い。
バス乗り場にはお遍路なことちゃん。


屋島寺のたぬきとねこ。香川にはイルカといい、ぽってりしたものが多いのかしら。


そして屋島ではリアル海獣に会いました! マナティさん、素敵だったよう〜。 (イルカもいたけど写真なし)







帰りのバスではコレに「うわああああ!ことちゃああああん!」といちいちテンション上がる私。


そんなわけで、うどんも食べ、マナティさんにお会いし、ことちゃん夫妻と戯れることができ、たいへん満足したお出かけでありました。
香川よ、ありがとう!!
また、これまで特に鉄道に興味はなかったのですが、すっかりことでんファンになってしまい、ついにポポンデッタに模型を眺めに行ってしまいました。



今回の旅のガイドブックはコレでした。写真集としてもナイス。


裏表紙、最高!