今年の京都の桜まとめ


今年もなんだかんだで京都の桜の季節は終わりつつあります。
犬がいないと季節の変化に気付くのも鈍くなるようで、今年は、気づけば咲き、気づけば散っていた、という感じでした。
犬のいない春はなんとなく気が抜けたものではありますが、それでも見返すとけっこう桜の写真を撮っていましたので、upしてみます。



塩小路の桜

鴨川下流でひときわ見事な塩小路の桜。奥には京都タワー


今年は飲んだくれのまれびとらと、まだ冷たい風の吹きすさぶ中ここに新聞紙を敷きひたすら酒とつまみを飲み食いするという、ダメな感じの花見をしました。

河川敷をふと覗くと、河川敷にも桜の花びらが! いつのまにこんな粋な装飾が施されていたのでしょう。



散り始めた頃はまさに、春色の道、という感じ。




宮川町の桜

朱色の灯篭と桜。いわゆる京都的な風景なのではないでしょうか。




建仁寺の桜

こちらも散り始めた頃。休日の午後にお散歩に行ったところ、緑の池の水面にピンクが散ってきれいでした。それにしてもお寺や神社はどこも観光客が増えていて、お花見も人出との闘いであります。




哲学の道の桜

ネットで「哲学の道が綺麗!」という情報を見、ひさしぶりに歩きたくなって歩いてきました。
哲学の道は、大学に入った頃、休憩時間などによく歩きに行ったものです。疎水に浮かぶ花筏は好きな光景のひとつ。
南北を走る道はもうほとんど散っていたのですが、銀閣寺へ向かう道では見事なピンクの絨毯を見ることができたのでした。








学生時代(暗黒少女時代)は、吸い込まれそな夕闇の疎水横を歩きながら、はなびらの中たゆたい流されてゆくオフィリヤのごとき我が身を夢想したものであります。そんな物思いの季節の思い出の地でありましたが、今や、えらい人出すぎてそれどころでなく、うっかりするとリアルに疎水に足を滑らせそうでした。

しかも近くで見るとけっこうゴミまみれなのであります。これぞ観光都市・京都の姿!



人波の中、北から南へ、少し歩いてみました。連れに観光蘊蓄を語ってる人がたくさんいましたが、「にしだきたろう」派と「にしだいくたろう」派が混在してるのが気になりました。


お地蔵さんのお水の中にも花びら


椿×桜コラボ


こんなところにもピンクがびっしり



皆、「ほとんど散っちゃってるねえ」と寂しそうでしたが、でも桜の終わりの頃の哲学の道もいいと思うのです。
満開の頃よりは人も少なく、名残の桜と早くも五月の気配が混在していて美しいと思うのです。
疎水を泳ぐ鴨たちも元気でしたよ。



帰りにお昼ごはんを食べようと、これも学生時代たまに読書しに来ていたセカンドハウス銀閣寺店に寄ってみました。知らぬ間にケーキ専門店になっており、パスタの種類はわずかでした……。が、美味しかったです。
ここの窓からも疎水の桜が見えるのです。




終わりの桜

満開の頃は人が多すぎて通り抜けることもできなかった辰巳橋のあたり。満開から一週間ほど経っただけで、既に誰もいなくなってしまっていました。でもまだわずかに散り残る桜と、白川沿いのサトザクラが綺麗でした。これからはツツジ、それから紫陽花が咲くし、まだまだ綺麗な季節が続きます。