台北ローカル線犬猫めぐりの旅――十份

(これまでの犬猫はこちらです→ 猴硐編(1) 猴硐編(2) 十份編(1)


さてさて、十份老街から抜けて十份瀑布へ向かったわれわれ、滝への道もいぬいぬしていましたよ。


線路の向こうに犬ー!
どの犬も一人歩きですがちゃんとおうちに帰るんでしょうか。


ややまめ子的な犬。


このお犬、後ろ脚が一本しかないのです。でも、元気にぴょんぴょん跳ねていました。
これは跳ね疲れたのか、休んでおられるところ。この町は雑種的な雑種さんがいっぱいいるのが本当に素敵。





滝へは、キング・オブ・なんもないところを通ります。しかし私はなんもないところ萌えなので興奮! 旅行はやっぱりこういう道を歩きたい!
ここは立派な橋脚がポイントです。



だだっ広いところに祠?のようなもの。
諸葛孔明を祀っている的なことが書かれていました。



台湾にもサトちゃんがいました。



そして、坂を下っていると、向こうから黒い犬が……



こちらをチラリ、チラリと見ながらも……



てくてく通り過ぎていきます。


台湾の犬、みんな自立している!
しかしこんな道路の真ん中を大丈夫なのかしら……と心配していたら、なんと、後ろから来た車が犬の横断をじっと待っていた! 素晴らしいです!!
この土地でまめ子を飼ってみたらどんなだったかなア、とちょっと想像しました。


待ってくれた車に特に感謝する様子もなく遠ざかってゆく犬……崇高。



さてさて、そんなこんなで、駅から40分ほど歩いて(犬を撮りながらなのでほんとはもっと早く着くはず)滝に到着!
ここの滝は段々になったところを勢いよく流れてゆくのが見事。
ナメちゃんと赤目の滝を見てからすっかり滝ファンになっていたので、海外でも滝が見られて嬉しいなア。
この日は半袖でも汗ばむほどの気候だったので、かすかに皮膚に当たる飛沫が心地よかったです。





そして!滝近くの売店にもほもほした(c:母)犬あり。日本ではあまり見かけないタイプの犬では?


この犬、クールだったんですが、飼い主さんがやってくるとふほふほ言うて後を追いかけるのが可愛かったです。(まめ子にはなかった性質)



京都ではあまり見かけない植物もあり。
南国のお花は色が綺麗だなあ。





という感じで、来た道を老街へと戻ります。

さっきの犬はバイクの陰でまるまるしてました。ううう、かわいいよう。
どことなくややたっぷりした体つきも、まめ子を思い出させました。幸あれ。



駅前でタピオカティーを買ったところ、ありえないでかさのカップに入って出てきました。菜の花が綺麗。



そして、今回のたっぷり大賞!! (おそらく)犬!!
台湾の犬は全体的にたっぷり気味ですが、大事にされて栄養状態が良いのでしょうか。



吊るされた竹筒びっしり。これもランタンと同じく、みんなのお願い事が書かれています。日本語もちらほらありました。



お土産用に、色とりどりのプチランタンがたくさん売られていて可愛かったのですが、その下に……ねこーー!!



という感じで、十份では老街とタピオカと大自然と猫と犬と犬と犬と犬を楽しみ、幸せなひとときを過ごすことができました。
十份の犬たちは、きっと昔ながらの雑種たちが多くて、のんびりしていて自由で、自立していて、逞しくて、ときどきまるまるしていて、最高でした。
みんなちょっとずつまめ子の要素をもってもおり、まめ成分があちこちに舞うパラレルワールドに来たような不思議な気持ちにもなりましたよ。
十份滞在はちょうど2時間、次は平渓線終点へと向かいます。(つづく)