台北ローカル線犬猫めぐりの旅――猴硐編


前回台湾に行ってから、また行きたいなアとは思っていたのですが、今回まめ子がいなくなって生気の抜けていた時期に母と「どっか行こう」ということになり、では台湾犬めぐりをしたい!ということで再訪することになったのでした。
前回行ったとき、街中の犬たちがとても生き生きしていたのが印象的だったので。
(前回の記事→http://yaplog.jp/maternise/archive/664※「狂犬病はない」と書いておりますがその後発生しました。)

結果、期待以上に犬そして猫に逢うことができ、とてもしあわせな気持ちになりました。


今回は、平渓線(ピンシー線)というローカル盲腸線に乗ってみました。
この路線は、鉄ヲタの人にも魅惑的なのでは?
再訪のためのメモも兼ねて、行き方も詳しめに書いてみますね。


まず、われわれは台北駅近くに泊まっていたので、台湾鐡道に乗りました。
ふしぎなのですが各種ガイドブックにはMRTの路線図は載っているのに、台鐡の路線図は全然載ってないのですね。MRTとの乗換・接続も分かりにくいし。。何故……?
台鐡は、速い順に、自強号・莒光号・復興号・區間車に分かれていて、區間車以外は座席指定ができます(切符を自販機で買うとできないので注意)。 われわれはふつーに區間車(各停)に乗ったので自販機で買いました(行き先ボタンを押せばいいのでよそ者でも買いやすい!)。
あ、目的地まで行く電車の本数が少ないこともあるので、時刻表は要チェックです。


まずは、瑞芳のひとつ先の駅、猴硐(ホウトン)まで。台北〜猴硐は區間車で56元、1時間程度。



途中「暖暖」という素敵な名前の駅あり。暖暖區があるらしい。
「鳴」標識も素敵。



瑞芳でごっそり人が降りるので(観光地・九份の最寄りであるため)、その後のひと駅間はのんびりです。
首からカメラをぶら下げて、いかにも猫を撮りに来た的な人だけが車内に残っており、互いに目を見合わせてニヤニヤする感じ……。
そう、猴硐は別名・猫村。猫の駅なのであります。
駅が近づくと猫標識が見えてきます(写真撮り損ね)。そしてプラットフォームを出たところからそこは猫の世界。


階段にいた手作り猫。



改札までの道もねこねこねこ。注意書きは「フラッシュはいやだよ」かな?



メロン熊……?



キティちゃんと……くまモン……? というように微妙にねこじゃないやつもいます。



改札を出ると、ねこ本が置かれた本棚、ねこグッズショップ、ねこポスター、顔出しねこ看板があり、そして駅構内に設置されたキャットタワーにリアルねこがーーー! くつろいだ様子ですやすや寝ていました。



休息ねこ用の箱もあり。お休み中の子たちは邪魔しちゃダメ。



廊下を歩くと、椅子で伸びているねこを発見。
私はねこは触り慣れていないのでおそるおそる近づいたのですが、向こうから寄ってくるではありませんか!




寝てるところを撫でてもぜんぜん怒らないどころか腹を見せてごろりん。さらにうるんだ目で腕に絡みついてきてかぷりと甘噛み!
わあああああー!! これがLOVEずっきゅん か!



猫はあまり好きでないと言っていた母も、「ここか、ここがええのんか」とかなんとか鶴光的なことを言いながら撫でまくっていました。目を細めてすり寄るねこ。
母の猫なで技術がなかなかのものであることに驚きました。






母、立ち去るときに「ほなな、もう二度と会えへんな」と無駄に悲しくなることを言い、無駄に感傷的になる私……。






駅舎を出ても、可愛いねこちゃんがいっぱいでした。
駅の西側がいわゆる「猫村」らしいです。



青いおめめの子





立ち去ろうとすると行く手を阻んでごろーん。立ち去れない!!



招き猫屋のショーウィンドウに、リアルねこがすやすや!!



招き猫さんの祠の中で、ごろーり。きゃわわわわわ!!



この日はまだ開いてなかったのですが、このあたりは、ねこカフェやねこショップがたくさんあるようです。



屋根から街を見下ろす巨大猫。



猫壁画と猫フィギュアもかわいい♡



駅のトイレもねこねこ!!



猫村にはねこが総勢50匹くらいいるらしいので、われわれの逢ったねこはそのほんの一部でした。
ねこたちにはそれぞれ名前もついているそうです。


この黒鼻さんはかつて実際にこの駅にいた猫をモデルにしているそうです。「永遠的列車長」と書かれています。


↑この写真、黒鼻さんの後ろから、にゅうっと黒猫さんのしっぽが出ているのがお分かりでしょうか!
萌!!

では駅の東側に出てみます。。 (つづく)