各種祭

節分祭で出遭った奇妙なたべもののことは前回書きましたが、ここのところお祭りつづきでした。
お祭りたちを記録しておきますね。


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【節分祭】


今年もホル研メンバーたちと行くことができました!
ありがたいことです。
歴史や民俗学に造詣の深い先輩と一緒だったので、参道をぶらぶら歩きながら、吉田神社吉田兼倶は自分のとこの神様を権威づけるために『鴨川の生き物が死ぬ!』と予言したうえで鴨川の上流から大量の塩を流した」 などの愉快な話を聞くことができました。



参道にはなめこが花盛り。





今年は菓祖神社が満員で入れずというまさかの事態!
さらに! まさかの「福豆終了」
今回土日が祭に当たったせいでしょうか。初めて見ました。





そして、今年も大元宮へ。
日本中の神様を集結させるという横着な……いや、合理的な発想の神社。他の神社行かんでええやん!
一応山城の国の神にお祈りしておきました。





大元宮へのお参りを済ませたらば、恒例・吉田日本酒を飲みます。今年もOさんがボトル買いでみんなにふるまってくれました。有難うございます!
日本酒をぶらさげて河道屋の年越しそばを求めに。
勿論、このときだけの仮設店舗なので、思いっきり山の斜面に建てられた小屋の中でストーブに当たり、傾きながら蕎麦をすするのが恒例なのです。
今年も皆で旧正月を祝えるとは、有難いのう… と言い合いました。




その後、こちらも恒例・どてやき屋台へ。
ここに一時間以上いた…。ほぼ初対面の友人と先輩がめっちゃ仲良くなり、祭りはええのう…と思ったり。




そして、山を降りるとき、お焚き上げを見ることができました!
毎年節分祭に来ているのにこれに立ち会えるのは初めてです。この時間帯は毎回けんきうしつで誰かが潰れてる時間やからな…。





炎というものは美しいものだなあ、と思いました。燃えるお札が舞う様子は、炎が蛾になって舞っている日本画速水御舟『炎舞』)を思い出したのでした。炎に照らされる人々の横顔も美しい。 一定離れていてもかなり熱く、「火すごいなあ、火すごいなあ」と、原始時代の人のように繰り返すわれわれ…。

一部だけ、アオイホノオ




佳境に入ってくると、火の粉がさかんに降り注ぎ始め、翌朝見たら、着ていた服に穴が開いておりました…。まあ、それも祭りだ。
そして、祭りの後の吉田参道…。




※ 過去の節分祭の記録
去年、ぷにょ玉 : http://d.hatena.ne.jp/kyotoacademeia/20120204/1328371617

2010年、嘔吐 : http://yaplog.jp/maternise/archive/286

だいぶまえ : http://yaplog.jp/maternise/archive/135



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【男気祭】

話は前後しますが、先々週末には、男気祭に招いていただきました。
男気祭とはすなわち、結婚式の二次会なのですが、「これは二次会だと思っている者もいるだろうが、二次会ではない! 男気祭だ!」 という司会のことばで幕を開け、ふんどしの乱舞、エンドレスはっぱ隊、男塾旗掲揚、など、完全に新郎新婦を置き去りにした催しが続きました。
そもそも私は新郎と知り合いで、彼の所属する男塾という謎の団体の話は何年も前から聞いていたのですが、聞いていた話を上回るすごい団体やということが分かりました。

というと、どうしようもない二次会だったかのようですが、新郎友人たちのあたたかさと男気の伝わるすばらしい祭りであり、久々に幸福な気分になれました。


巨大盃と大量の枡。これだけでもう、この後何が起こったかご想像いただけると思います。




酒樽。新郎新婦によって開かれました。




男塾旗掲揚。BGMは一世風靡SEPIA




私(左)が8年ぶりくらいにVサインで写真におさまっている!
余程楽しかったことがお分かりいただけましょう。



ふんどし男が乱舞する壮観な写真をupできないのが残念ですが(注:別にわいせつだからという理由でなく、単にプライバシーのため)、以上の写真で少しでも様子をお伝えできればと思います。




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パティ・スミス

これも少し前の話になりますが、大阪でパティ・スミスを観ました。初めてなまで観た!!





ライブ中ももちろんよかったのですが、終わってから数日経ってしみじみと、幸福感とぱわーが感ぜられてくる、という、良いコンサートでした。
パティの歌は、高校の頃から、カセットテープで聴いていたのですが、それが目の前で今歌われている!というのはふしぎなものでした…。そして、声の張りが、若い頃の張りとぜんぜん変わってへんのもすごい。

パティはもう60歳越えているはずですが、うごきとかがえらくチャーミングで、ステージから降りてきてフロアを走り回ったり、客の野次をいちいち拾ったり、お転婆ガールにしかみえませんでした。その間ギターのレニーさんが淡々と弾きつづけてるのんもかっこよかった。レニーさんて、あの、レニー!って呼ばれてる人か、ということしか知らんかったのですが。
Because the Night を、勿体ぶってアンコールでやったりせずに、本篇でさりげなくやったのもよかった。

そして、アンコールがすごくよかった。MCでは、英語が充分にヒアリングできなんだのですが、「ニュークリアについて、ファッキンな政府に責任を認めさせよう、そうしたら日本の人々は歴史を変えられる!」みたいなこと(たぶん)を言い、そこからの People Have The Power、で、最後は、Rock'n'Roll Nigger !
60歳+α(後で調べたら66歳やった!)のパティがギターをががががっとかき鳴らすのを観たら、私は普段あんまりキャアアアッとか言わんのですが、おもわずキャアアアッとなりました。キャリアもありすっかり大御所のはずの彼女、が、 Outside of Society ! と叫ぶのんを聴きながら、胸が熱くなったのでした…。



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【3B祭り】

先日、10年ぶりくらい(!)にシャーペンの芯を買いました。
昔はシャーペンの芯なんて一瞬でなくなっていましたが、いかに手書きで文字を書かなくなったかがわかりますな。まあ、それはいいんですが。
シャーペンの芯ってなんとなくこれまで、HB か B しか買ったことがなかったんですよね。特にその濃さが書きやすいというわけでもないのに。なぜだろう?と考えてみたところどうやらこれは、小学生のときの、「鉛筆はHBかBとする」 という規定に延々と縛られてきたものと推測されます。
よって、ついに小学生時の校則から自由になり、3Bを買ってみました。書いてみると、力を入れなくてもくっきり文字が書けて書きやすい! これからは、濃く生きていこうとおもいます。